SwitchBot温湿度計と温湿度計プラスで迷ったとき、「プラスのほうが測定精度も高いのでは?」と思いやすいところです。
ところが、SwitchBot公式サポートで示されている温度・湿度の精度仕様は両モデルで同じ。主な違いは、画面サイズ、快適度表示、設置方法、本体に保存できる履歴データの期間です。
近くで数値を見る・コンパクトさを優先するなら「SwitchBot温湿度計」、少し離れた場所から見たい・本体だけでも状態を直感的に判断したいなら「SwitchBot温湿度計プラス」が選びやすいでしょう。
つまり、「どちらが高性能か」だけで考えるより、温湿度をどこから見るのか、本体画面をどれくらい使うのかで決めるのがポイントです。
- 先に結論|SwitchBot温湿度計とプラスは「見る距離」で選ぶと決めやすい
- まず知っておきたい|「プラスだから測定精度が上」は違う
- SwitchBot温湿度計とプラスの違いを比較
- 違い1|2.1インチと3インチでは「置く場所」が変わる
- 違い2|プラスには「乾燥・快適・湿潤」の快適度表示がある
- 違い3|通常モデルは4WAY、プラスは6WAYで設置できる
- 違い4|本体に残せる履歴はプラスのほうが長い
- 実は同じところも多い|プラスにしても変わらない機能
- 迷ったら3問で判断|自分にはどっちが必要?
- SwitchBot温湿度計が向いている人
- SwitchBot温湿度計プラスが向いている人
- 購入前に見落としやすい4つの注意点
- よくある疑問
- まとめ|精度で迷わず、画面をどう使うかで選ぼう
先に結論|SwitchBot温湿度計とプラスは「見る距離」で選ぶと決めやすい
SwitchBot温湿度計とプラスの差がもっとも分かりやすく出るのは、測定そのものではなく確認するときの使い勝手です。
| 使い方 | 選びやすいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| デスクやベッド横で近くから見る | SwitchBot温湿度計 | 小型で、温度・湿度の数値確認が中心なら十分 |
| リビングなどで離れた位置から見る | 温湿度計プラス | 3インチ画面で表示を確認しやすい |
| 温湿度を数字だけで判断できる | SwitchBot温湿度計 | 快適度マークがなくても困りにくい |
| 乾燥・快適・湿潤を一目で判断したい | 温湿度計プラス | 本体に快適度を表示できる |
| 壁掛けや角度調整など設置方法を選びたい | 温湿度計プラス | 6通りの設置方法に対応 |
| 複数の部屋へ置くことを考えている | SwitchBot温湿度計も有力 | 必要な機能を絞って選びやすい |
一方、外出先から温湿度を確認したい場合は話が別です。温湿度計プラスを選ぶだけで遠隔確認できるわけではありません。通常の温湿度計、プラスともに、遠隔確認には対応するSwitchBotハブシリーズとの連携が必要です。
まず知っておきたい|「プラスだから測定精度が上」は違う
名前に「プラス」と付いているため、温度や湿度の測定性能まで上位なのでは、と考えるかもしれません。
公式サポートの「温湿度計と温湿度計プラスの相違点」では、両モデルに同じ精度が案内されています。
- 温度精度:0~65℃では±0.2℃
- 湿度精度:25℃・10~90%RHでは±2%RH
温度や湿度が上記以外の範囲になると精度条件も変わりますが、重要なのは通常モデルからプラスへ変更しても、公式仕様上「測定精度が上がる」という関係ではないことです。
両モデルとも温湿度データは4秒ごとに更新されます。
そのため、「より正確に測りたいからプラス」という選び方より、画面や設置方法などに追加分の価値を感じるかで判断するほうが実態に合っています。
SwitchBot温湿度計とプラスの違いを比較
購入時に確認しておきたい違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | SwitchBot温湿度計 | SwitchBot温湿度計プラス |
|---|---|---|
| 液晶サイズ | 2.1インチ | 3インチ |
| 本体サイズ | 55×55×24mm | 79×65×22mm |
| 快適度表示 | なし | あり |
| 設置方法 | 4通り | 6通り |
| 温度精度 | 同じ | 同じ |
| 湿度精度 | 同じ | 同じ |
| 通信方式 | Bluetooth | Bluetooth |
| 電源 | 単4電池×2 | 単4電池×2 |
| 電池寿命の目安 | 約1年 | 約1年 |
| 本体の履歴保存 | 公式サポートでは36日間 | 68日間 |
| 外出先からの確認 | 対応ハブが必要 | 対応ハブが必要 |
| 防水・防塵 | なし | なし |
| バックライト | なし | なし |
こうして見ると、違いは意外と限定されています。
ここからはスペックを一つずつ読むのではなく、どんな場面で差が効いてくるのかを整理していきます。
違い1|2.1インチと3インチでは「置く場所」が変わる
画面は、SwitchBot温湿度計が2.1インチ、温湿度計プラスが3インチです。
単純な数字以上に考えたいのが、温湿度計を見る距離。
たとえばデスクの上やベッドサイドなど、手元に近い位置へ置くなら通常モデルでも数値を確認しやすいでしょう。コンパクトな55×55×24mmなので、置き場所を取りにくいのも特徴です。
一方、リビングの棚や壁などに設置し、少し離れた位置から確認する使い方では、79×65×22mmで3インチ画面を採用する温湿度計プラスのメリットが出やすくなります。
「大画面が必要か」ではなく、「普段どこから画面を見るか」で考える。これだけでも、かなり選びやすくなります。
違い2|プラスには「乾燥・快適・湿潤」の快適度表示がある
温湿度計プラスには、数値とは別に快適度を確認できる表示があります。通常のSwitchBot温湿度計にはありません。
温湿度計プラスでは、状態を「乾燥・快適・湿潤」といった形で確認でき、快適範囲はSwitchBotアプリから設定できます。
ここで大切なのは、快適度表示が新しいセンサーを追加しているわけではないこと。温度と湿度をどう見るかを分かりやすくする機能と考えるとよいでしょう。
快適度表示が役立ちやすいケース
- 温度と湿度の数字を毎回読み取るのが面倒
- 家族も同じ温湿度計を見る
- 離れた位置から状態をざっくり把握したい
- 自分で設定した温湿度範囲に入っているか一目で確認したい
反対に、アプリでグラフを見ることが中心だったり、「湿度が何%か」を数字で確認できれば十分だったりするなら、快適度表示は必須ではありません。
違い3|通常モデルは4WAY、プラスは6WAYで設置できる
設置の自由度もプラスのほうが高く、公式では通常モデルが4WAY、プラスが6WAYと案内されています。
SwitchBot温湿度計の4通り
- そのまま置く
- スタンドで斜めに置く
- 内蔵マグネットで取り付ける
- 金属プレートを利用して壁へ取り付ける
SwitchBot温湿度計プラスの6通り
- そのまま置く
- マグネットで取り付ける
- 金属プレートを利用して壁へ取り付ける
- 壁掛けフックで吊り下げる
- 内蔵スタンドを42°で使用する
- 内蔵スタンドを65°で使用する
机の上に置くだけなら、4WAYと6WAYの差を大きく感じない可能性があります。
一方で、設置場所をまだ決めていない場合や、見る高さに合わせて角度を変えたい場合はプラスが便利です。
温湿度計は「置ければ終わり」ではありません。エアコンの風が直接当たる場所、窓際、暖房器具のすぐ近くなどでは、その部屋全体とは異なる温湿度を拾うことがあります。設置方法の多さより、測りたい場所へ適切に置けるかを優先したいところです。
違い4|本体に残せる履歴はプラスのほうが長い
スマホと長期間同期しない使い方では、本体側にどれだけ履歴を保持できるかも違いになります。
SwitchBot公式サポートのデータ保存案内では、
- SwitchBot温湿度計:最新の過去36日間
- SwitchBot温湿度計プラス:68日間
とされています。
ただし、SwitchBot公式サイト内でも通常モデルの保存期間に「30日間」と「36日間」の表記が混在しています。
商品ページのシリーズ比較表では30日間、データ保存について説明した公式サポートでは36日間という案内です。プラスについては68日間で一致しています。
そのため、通常モデルの「30日と36日の6日差」を購入判断の決定打にはしないほうが無難です。重要なのは、プラスのほうが本体により長い期間の履歴を保持できる仕様として案内されているという点でしょう。
保存期間の差が重要になる人
たとえば、別室や倉庫などに置き、スマホでこまめにデータを読み込まない場合は、プラスの長い本体保存期間が活きてきます。
反対に、日常的にアプリを確認したり、対応ハブと組み合わせて利用したりする場合、本体保存期間だけを理由にプラスへ上げる必要性は小さくなります。
実は同じところも多い|プラスにしても変わらない機能
比較するときは違いばかり目につきますが、SwitchBot温湿度計とプラスには共通点も多くあります。
- 公式サポート上の温度精度は同じ
- 公式サポート上の湿度精度は同じ
- 4秒ごとに温湿度データを更新
- Bluetoothに対応
- 単4電池2本で動作
- 電池寿命の目安は約1年
- 対応ハブとの連携で外出先から確認できる
- 温湿度を利用したSwitchBotのオートメーションに活用できる
たとえば、「設定温度を超えたらSwitchBot製品を動かしたい」という目的だけなら、プラスだけの専用機能ではありません。
スマートホーム連携が目的=プラスを選ばなければならない、ではない点は覚えておきたいところです。
迷ったら3問で判断|自分にはどっちが必要?
スペック表を何度も見比べるより、次の順で考えると決めやすくなります。
- 少し離れた位置から本体画面を見る?
はい → 温湿度計プラスが有力
いいえ → 次へ - 乾燥・快適・湿潤を本体だけで判断したい?
はい → 温湿度計プラスが有力
いいえ → 次へ - 温度・湿度の数値とアプリ連携ができれば十分?
はい → SwitchBot温湿度計が有力
つまり、通常モデルを「機能不足版」と考える必要はありません。
温湿度の測定とアプリでの確認を中心に使うなら通常モデルでも目的を満たしやすく、プラスは「見る・置く」という本体側の使い勝手を充実させた選択肢として考えると分かりやすいでしょう。
SwitchBot温湿度計が向いている人
通常のSwitchBot温湿度計は、画面サイズや快適度表示よりも、コンパクトさと基本機能を重視する人に向いています。
- デスクやベッド付近など近くから確認する
- 温度と湿度の数値だけ分かればよい
- アプリで確認することが多い
- 小さい本体を置きたい
- 複数の部屋へ設置することを考えている
- プラス特有の快適度表示や6WAY設置を使わない
特に複数台をそろえる場合、「全部プラスにする必要があるか」は考えてみたいポイントです。
リビングだけプラス、普段アプリで確認する部屋は通常モデル、といったように部屋ごとに役割を変える選び方もできます。
SwitchBot温湿度計プラスが向いている人
温湿度計プラスは、大きな画面を日常的に見る人ほどメリットを感じやすいモデルです。
- リビングなど少し離れた場所から確認する
- 3インチの画面を重視する
- 快適度を一目で判断したい
- 壁掛けや角度調整など設置方法を選びたい
- スマホへ頻繁に同期せず本体に履歴を残したい
逆にいえば、本体画面をほとんど見ずアプリ中心で使う場合、プラスならではの大画面や快適度表示を活かしにくくなります。
「プラスだから」という理由だけで選ぶのではなく、3インチ画面を毎日の生活で実際に見るかを想像してみるとよいでしょう。
購入前に見落としやすい4つの注意点
1.どちらもバックライトは付いていない
画面の大きな温湿度計プラスを見ると、暗い場所でも画面が光ると思うかもしれません。
SwitchBot公式サポートでは、温湿度計・温湿度計プラスを含む温湿度計製品について、バックライトを内蔵していないと案内しています。
そのため、寝室を消灯した状態で画面を確認したいからプラスを選ぶ、という考え方では期待とずれる可能性があります。
2.どちらも防水モデルではない
通常モデルとプラスは、ともに防水防塵仕様ではありません。
温湿度を測れるからといって、雨の当たる屋外や水がかかる場所にそのまま設置する製品ではない点に注意しましょう。
水濡れの可能性がある環境で使う場合は、同じSwitchBotシリーズの防水温湿度計を含め、用途に合う製品を確認する必要があります。
3.外出先から確認したいならハブも考える
通常モデルもプラスもBluetoothでスマホと接続できますが、Bluetoothだけでは自宅から離れた場所でリアルタイム確認する用途には向きません。
SwitchBot公式サポートでは、遠隔確認には対応するハブシリーズとの併用が必要と案内されています。
「旅行中にペットの部屋を確認したい」「留守宅の温湿度をスマホで確認したい」といった目的なら、温湿度計のモデル選びとハブの有無をセットで考える必要があります。
4.価格差だけでなく「追加機能を毎日使うか」で考える
販売価格やキャンペーンは時期や販売店によって変わるため、固定した価格差だけで判断するのは避けたいところです。
購入時には現在の価格を確認したうえで、
- 3インチ画面
- 快適度表示
- 6WAY設置
- より長い本体データ保存
に差額を払う価値があるかを見ると、選択しやすくなります。
よくある疑問
SwitchBot温湿度計プラスのほうが精度は高い?
公式サポート上、温湿度計と温湿度計プラスの精度仕様は同じです。
プラスの主なメリットは、測定精度の向上ではなく、3インチ画面、快適度表示、6通りの設置方法、本体データ保存期間などにあります。
SwitchBot温湿度計だけでもアプリは使える?
使えます。通常の温湿度計もBluetooth範囲内でSwitchBotアプリから温湿度を確認できます。
プラスでなければアプリが使えないわけではありません。
ハブがないとSwitchBot温湿度計は使えない?
温湿度の測定やBluetooth範囲内でのアプリ確認だけなら、必ずしもハブは必要ありません。
一方、自宅の外から温湿度を確認するなどの機能には、対応するSwitchBotハブシリーズが必要です。
温湿度計プラスは通常モデルの完全上位互換?
単純に完全上位互換と考えるより、用途の違う選択肢として見るほうが分かりやすいでしょう。
プラスには大画面や快適度表示などがありますが、本体サイズも大きくなります。測定精度については公式仕様上の差がありません。
温湿度計プラスを買い直す価値はある?
すでに通常モデルを持っている場合、測定精度だけを目的に買い替える必要性は高くありません。
「今の画面が小さく感じる」「離れた位置から確認したい」「快適度表示が欲しい」「設置角度を変えたい」といった不満があるなら、プラスへ変更する理由が出てきます。
まとめ|精度で迷わず、画面をどう使うかで選ぼう
SwitchBot温湿度計と温湿度計プラスは、名前だけを見ると測定性能に大きな差がありそうですが、公式サポートで案内される温度・湿度の精度は同じです。
選択を分けるポイントは、主に次の4つ。
- 画面:2.1インチか3インチか
- 表示:快適度表示が必要か
- 設置:4WAYで足りるか、6WAYが欲しいか
- 記録:本体により長く履歴を保持したいか
近くから数値を確認し、アプリも活用するならSwitchBot温湿度計。離れた場所から大きな画面を見たり、快適度を本体だけで判断したりしたいなら温湿度計プラスが選びやすいでしょう。
外出先からの確認については、どちらを選んでも対応ハブの確認が必要です。また、通常モデルの本体データ保存期間など、SwitchBot公式サイト内で表記が一致していない項目もあります。
ここで紹介した選び分けは一つの判断方法です。製品仕様や価格、アプリ・ハブの対応状況は変更されることもあるため、最終的な購入判断はご自身の使用環境に合わせ、購入前にSwitchBot公式の商品ページや最新のサポート案内も確認してください。


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