結婚式で両親に家電をプレゼントするなら、最初に商品を選ぶのではなく、「披露宴で現物を手渡すのか」「当日は贈呈カードだけ渡して家電は後日届けるのか」を決めると失敗しにくくなります。
家電は実用的ですが、結婚式の両親贈呈品には「式場へ持ち込む」「贈呈シーンで見せる」「両親がその後持ち帰る」という、通常のプレゼントにはない条件があります。
小さく軽い家電なら現物を渡す方法もありますが、重い・大きい・設置が必要な家電は、無理に披露宴会場へ持ち込まず、商品名やメッセージを書いたカードを渡して後日自宅へ配送するほうが現実的です。
また、両家へ同じ家電を贈る必要はありません。新郎側と新婦側で生活や好みが違うなら、価格帯や贈呈の見せ方をそろえつつ、家電自体は別にする選択肢もあります。
まず決めるのは「何を贈るか」ではなく当日の渡し方
結婚式の両親向け家電は、持ち帰りまで考えて「当日現物」と「後日配送」に分けると候補を整理できます。
| 渡し方 | 向く家電 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 披露宴で現物を手渡す | 箱が小さく、重すぎない家電 | 会場への持込可否、保管場所、両親の帰宅手段 |
| 当日はカード・目録形式で伝え、後日配送 | コーヒーメーカー、掃除機、大型調理家電など | 配送先、希望日、設置場所、旧家電の有無 |
| 本人に機種を選んでもらって後日注文 | 好みや設置条件が強い家電 | 予算、必要機能、色、サイズ |
披露宴会場の持込・保管ルールは会場ごとに異なります。外部で購入した家電を持ち込む場合は、購入前にプランナーへ、
- 贈呈品として持ち込めるか
- いつ搬入すればよいか
- 披露宴までどこで保管するか
- 贈呈後の荷物をどこへ置くか
を確認してください。
当日現物を渡すなら「商品重量」ではなく梱包状態まで見る
披露宴で現物を渡したい場合は、家電本体のサイズだけでなく、箱に入った状態の大きさ・重さで判断します。
具体例として、ソニーのお手元テレビスピーカー「SRS-LSR200」は、2026年9月9日時点のソニーストア価格が25,300円(税込)です。
公式仕様では、梱包箱が約幅20.4×高さ17.3×奥行11.7cm、梱包状態の総質量が約1.15kgです。
この程度なら大型調理家電よりは披露宴で扱いやすいサイズですが、だからといって全員に向くわけではありません。
SRS-LSR200はテレビの音声を手元で聞くための家電なので、
- 両親がテレビをよく見るか
- 手元で音を聞きたい希望があるか
- 自宅テレビと接続できるか
- 最初の接続設定を新郎新婦が手伝えるか
まで確認して初めて候補になります。
「持ち帰りやすいから選ぶ」のではなく、「欲しい家電の中で、当日渡しても負担が少ないか」を見る順番が大切です。
重い家電は披露宴に持ち込まず、後日配送でよい
両親が本当に欲しい家電が重い・大きい場合は、結婚式当日に現物を渡すことへこだわる必要はありません。
たとえばTWINBIRD「全自動コーヒーメーカー 3杯用 CM-D457」は、2026年9月9日時点の公式ストア価格が41,800円(税込)です。
本体は約幅16×奥行33.5×高さ36cm、約4.1kg。最大容量は450ml(3カップ)です。
コーヒー好きの両親が以前から欲しがっているなら候補になりますが、4kgを超える家電を披露宴後に持ち帰ってもらうより、自宅へ届けるほうが負担を減らしやすくなります。
その場合、贈呈シーンでは、
- 家電の写真
- 商品名
- 「後日ご自宅へ届けます」という一文
- 両親へのメッセージ
を入れたカードを渡せば、何を贈ったのかはゲストにも両親にも伝えられます。
正式な目録形式にしても構いませんが、家電の贈呈に目録が必須というわけではありません。結婚式の演出に合う見せ方をプランナーと相談してください。
両家に同じ家電を贈らなくてもよい
新郎側・新婦側の両親で欲しい物が違うなら、家電は別々に選んで構いません。
マイナビウエディングの先輩カップル調査では、両家に同じ記念品を贈った人が8割近くでした。一方、違う物を贈った人は、両家それぞれの趣味や希望に合わせたことを理由に挙げています。
家電の場合は特に、
- 片方の家にはコーヒーメーカーがある
- もう片方はテレビを見る時間が長い
- 住まいの広さが違う
- すでに持っている家電が違う
といった差があります。
同じ品をそろえることを優先して、片方の家で使わない家電を贈る必要はありません。
ただし披露宴で両家が並んで受け取る場合、片方だけ極端に大きい・高価に見えると、見た目の差が気になることがあります。
家電は別でも、予算感・ラッピング・贈呈カードの大きさ・メッセージ量をそろえると、贈呈シーンのバランスを取りやすくなります。
「両親2人へ1台」なのか「父・母へ1台ずつ」なのかを先に決める
結婚式の両親贈呈品では、家電を一世帯に1台贈るのか、父・母へ個別に贈るのかで総額が大きく変わります。
家電は夫婦で共有する物も多いため、基本的には両家へ各1台という考え方が自然です。
たとえば、
- 両親で使うホットプレート
- 夫婦で飲むコーヒー用の家電
- リビングで使うスピーカー
なら、一世帯に1台で成立します。
一方、シェーバーや美容家電のような個人使用が中心の家電は、父と母のどちらか一人だけへのプレゼントになりやすいため、結婚式の「両親贈呈品」として選ぶなら、もう一人への品をどうするかまで考えておきましょう。
予算相場は一つに決め打ちしない|調査によって数字がかなり違う
両親贈呈品の相場は、調査や集計方法によって差があります。家電を選ぶ際は「平均○万円だから」と一つの数字へ合わせすぎないほうがよいでしょう。
結婚スタイルマガジンの2018年調査では、両親への記念品は15,000円未満が68.3%、平均15,844円でした。一方、2026年更新のウェディングニュースが引用するゼクシィ結婚トレンド調査2024では、1万円〜2万円未満が最多で、平均は約3.2万円と紹介されています。
この差からも分かるように、花束を含むか、両家合計か、どんな記念品を選ぶかで金額は変わります。
家電を選ぶときは、
- 両家合計でいくらまで使うか
- 花束・感謝状など別の贈呈品を付けるか
- 家電は両家各1台か
- 後日配送・設置費などが別にかかるか
を先に決めてから、商品価格を考えてください。
結婚式当日は「家電だけ」より感謝が見える物を添える
家電は実用品なので、披露宴の贈呈シーンでは「なぜこの家電を選んだか」が伝わると、結婚式らしさを出しやすくなります。
たとえば、
毎朝二人でコーヒーを飲んでいるから、これからもゆっくり楽しんでね。
というように、家電を選んだ理由をメッセージに入れます。
花束や子育て感謝状と一緒に渡し、家電は後日配送する方法もあります。
ゼクシィの両親プレゼント実例でも、子育て感謝状・花束・時計・食事券など「感謝や記念性が見える物」が多く紹介されています。家電を選ぶ場合も、実用品だけで演出を完結させる必要はありません。
後日配送にするなら、結婚式前に配送先と希望日だけ確認する
後日配送する家電は、サプライズ性より確実に受け取れることを優先します。
結婚式前に確認したいのは、
- 配送先住所
- 結婚式後に在宅しやすい日
- 設置場所
- すでに同じ家電を持っていないか
- 大型家電なら搬入経路や古い家電の処分
です。
両親が結婚式後に宿泊する、翌日に遠方へ移動する、親族を送迎するなど予定がある場合、式翌日に大きな荷物が届くと負担になることがあります。
「式の直後に届くこと」より、両親が受け取りやすい日を選んでください。
一般的な親向け家電とは選び方が違う
親への家電プレゼント一般では、日常の困りごとや買い替え時期を中心に選べます。
結婚式ではそれに加えて、当日の贈呈演出、持ち帰り、両家の見た目のバランス、後日配送まで考える必要があります。
結婚式ではなく、誕生日や日常の親孝行として家電を選びたい場合は、親への家電プレゼントを生活の困りごとから選ぶ方法も確認できます。
結論|結婚式の両親向け家電は「当日」より「家で使う日」を基準にする
結婚式で両親に家電をプレゼントするなら、会場で見栄えがする商品から選ぶ必要はありません。
判断する順番は、
- 両親が本当に欲しい・使う家電か
- 両家に同じ品が合うか、別々にしたほうがよいか
- 現物を持ち帰れる大きさ・重さか
- 難しければ当日はカードを渡して後日配送にする
- 会場への持込・保管・贈呈方法をプランナーへ確認する
です。
小型で梱包状態も負担が少ない家電なら当日手渡し、大きなコーヒーメーカーや掃除機などは後日配送というように、家電の価値ではなく「結婚式当日に運ぶ必要があるか」で渡し方を分けるとスムーズです。
両家で欲しい物が違うなら、無理に同じ商品へそろえず、予算感と贈呈の見せ方をそろえましょう。
価格・在庫・仕様・保証・配送条件・会場への持込ルールは時期や販売元、結婚式場によって変わります。購入前にメーカー公式、販売店、担当プランナーの最新案内を確認してください。


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