DEEBOT N7とN8は、どちらも最大2,300Paの吸引力と水拭きに対応する2021年世代のロボット掃除機です。
大きな違いは、N7がSmart Navi 3.0のレーザーマッピング、N8がD-ToFを使うTrueMappingを採用していることです。また、N8シリーズには自動ゴミ収集ステーション付きのN8+があるため、ゴミ捨てまで自動化したい場合はN8系のほうが選択肢を広げられます。
一方で、通常のN8はN8 PROではありません。N8 PROの2,600PaやTrueDetect 3Dを、通常N8の仕様として混ぜないことが重要です。
まず整理|N7・N8・N8 PROは別モデル
「N7とN8の違い」を調べると、N8 PROやN8 PRO+まで同じ表に入っている比較記事があります。しかし、通常N8とN8 PROは別モデルです。
- DEEBOT N7:最大2,300Pa、Smart Navi 3.0
- DEEBOT N8:最大2,300Pa、TrueMapping
- DEEBOT N8+:N8系ロボット+自動ゴミ収集ステーション
- DEEBOT N8 PRO / N8 PRO+:最大2,600Pa、TrueDetect 3Dを追加した別モデル
本記事では、メインKWどおりN7と通常N8の違いを主軸にし、自動ゴミ収集についてだけN8+を補足します。
N7とN8の違いを比較
| 比較項目 | DEEBOT N7 | DEEBOT N8 |
|---|---|---|
| 最大吸引力 | 2,300Pa | 2,300Pa |
| マッピング | Smart Navi 3.0 レーザーナビゲーション |
TrueMapping D-ToFレーザー |
| 吸引+水拭き | 対応 | 対応 |
| 最大稼働時間 | 約110分 | 約110分 |
| 本体サイズの目安 | 約350×350×93mm | 353×353×93.6mm |
| アプリでのマップ管理 | 対応 | 対応 |
| 複数階マップ | 対応 | 対応 |
| 自動ゴミ収集構成 | 日本公式ではN7+の構成を確認できず | N8+あり |
吸引力や稼働時間は大きく変わりません。掃除力の数字より、マッピング方式と自動ゴミ収集を選べるかが実用上の差です。
一番の違いはマッピング|N8はTrueMappingのD-ToF方式
N7とN8で最も明確な世代差は、部屋を把握するマッピング技術です。
N7はSmart Navi 3.0を搭載し、上部のレーザーセンサーで家具や部屋の形状を読み取りながらマップを作成します。Amazon限定モデルとして販売された当時から、エリア指定やスケジュール清掃などに使える高性能マップ機能が特徴でした。
N8はTrueMappingを採用しています。ECOVACS公式では、D-ToFレーザー検出によって従来方式より検出距離を広げ、マッピング精度を高めた技術として案内しています。
ここで注意したいのは、TrueMappingを「小物をカメラで避ける障害物回避機能」と混同しないことです。通常N8はN8 PROのTrueDetect 3Dとは別モデルで、TrueMappingは主に部屋の認識・地図作成・走行ナビゲーションを担います。
家具配置が複雑な家や、マップを使った部屋指定清掃を重視するならN8のTrueMappingが比較ポイントになります。一方、N7にもレーザーマッピング自体はあるため、「N7はランダム走行、N8だけが地図を作れる」という違いではありません。
吸引力はどちらも2,300Pa|N8だから吸引力が上ではない
N7と通常N8の最大吸引力は、どちらも2,300Paです。
既存記事ではN8 PRO+の2,600Paを同じ「N8」の欄へ入れていたため、N7よりN8の吸引力が高いように見えていました。しかし、2,600PaはN8 PRO系の仕様です。
N7 vs N8だけなら、吸引力の最大値は選択理由になりません。
カーペットやペット毛への強さを重視して2,600Paを選びたい場合は、比較対象をN8ではなくN8 PROへ変える必要があります。
水拭きも両方対応|N8だけが水拭きできるわけではない
N7・N8ともに、吸引しながら後方のモップで水拭きするOZMO系の清掃に対応しています。
N7は発売時から「吸引とモップ掛けを一度に実行するOZMOシステム」が案内されており、N8も吸引と水拭きの同時清掃に対応します。
そのため、水拭きの有無だけでは決まりません。
なお、2026年に交換モップを購入する場合は機種名まで確認してください。現在のECOVACS公式ストアでは、メインブラシ・サイドブラシ・フィルターをまとめたDX5G-KTAはN7とN8の両方を対応機種に含めていますが、N8用使い捨てモップD-MM25-2027の対応機種にはN7が含まれていません。
ブラシが共通だからモップも共通、と推測して注文しないことが大切です。
N8の実用的な強みは「N8+」を選べること
ゴミ捨ての手間を減らしたい場合は、N8シリーズのほうが選択肢があります。
日本のECOVACS公式にはDEEBOT N8+があり、自動ゴミ収集ステーションへ清掃後のゴミを吸い上げる構成として販売されました。現在の公式ページでは、紙パックに最大60日分のゴミを収容できる目安が案内されています。
一方、今回確認した日本公式情報では、N7についてN8+のような「N7+」構成は確認できませんでした。
したがって、
- 本体ダストボックスを自分で空にしてもよい → N7・N8のどちらも候補
- ゴミ捨てまで自動化したい → N8+まで含めてN8系を検討
という分け方が実用的です。
複数階マップはN7でも使える|既存比較の誤解に注意
N8のメリットとして「複数階マップが使える」と紹介されることがありますが、N7にも複数マップを使う機能があります。
当時のN7紹介資料では、ECOVACS HOMEアプリの高性能マップ機能によってエリア指定や仮想境界線を設定でき、複数階のマップを保存して使い分けられることが確認されています。
N8もTrueMappingで複数階マップに対応します。
そのため、「複数階ならN8、N7は1階だけ」という選び分けは正確ではありません。差はマップ保存の有無ではなく、マッピングに使うセンシング技術の世代差として考えるほうが適切です。
本体サイズはN7がわずかに小さい
本体サイズは大差ありませんが、低い家具の下を通す場合は確認しておきたいポイントです。
- N7:約350×350×93mm
- N8:353×353×93.6mm
N7のほうが数mm小さい程度なので、通常は決定的な差にはなりません。ただし、ソファやベッド下の隙間が9〜10cm前後しかない場合は、購入前に実測しておくと安心です。
2026年に中古・旧在庫を買うなら「N7かN8か」より状態確認が重要
N7とN8はどちらも2021年世代です。2026年9月8日時点でもECOVACSのサポートページは残っており、N7・N8の両方に対応する交換アクセサリーキットも公式ストアで確認できます。
ただし、現在の公式ロボット掃除機一覧はT90 OMNIやX11 OmniCycloneなど新しい世代が中心です。N7/N8を今から購入する場合は、発売時の価格差より次を確認してください。
- 本体型番・商品名:N8 PROやN8+との取り違えがないか
- バッテリー状態:最大稼働時間が極端に短くなっていないか
- 充電ドック:正常に帰還・充電できるか
- 水拭き部品:水タンク・モッププレート・モップが揃っているか
- アプリ接続:ECOVACS HOMEへ接続・マップ作成できるか
- N8+の場合:自動ゴミ収集ステーションが正常に動くか
- 保証:販売元・購入日・正規取扱店条件を確認
ECOVACSの現在の保証案内では、通常製品は1年保証が基本で、2026年2月20日以降に正規取扱店で対象ロボットを購入し、ECOVACS HOMEアプリへ登録した場合は2年保証となる制度があります。中古品や非正規流通品では同じ条件にならない場合があるため、購入前に確認してください。
結局N7とN8はどっちを選ぶ?
2026年にN7とN8から選ぶなら、吸引力ではなくマッピング方式と購入条件で決めるのが分かりやすいです。
N7が候補になる人
- 最大2,300Pa・水拭き・レーザーマッピングが使えれば十分
- 自動ゴミ収集は不要
- 状態のよいN7をN8より明確に低い購入負担で入手できる
- Smart Navi 3.0で必要な清掃設定を満たせる
N8が候補になる人
- D-ToFを使うTrueMappingを選びたい
- マッピング性能を重視する
- 自動ゴミ収集が必要ならN8+まで選択肢に入れたい
- N7との価格差が小さく、本体状態・保証も同程度
同程度の状態・価格ならTrueMappingを備えるN8を選びやすく、N7が大きく安くて自動ゴミ収集も不要なら、吸引力2,300Pa・水拭き・マッピングという基本機能はN7でも揃っています。
仕様、価格、在庫、保証、対応アクセサリー、アプリ機能は時期・販売元・利用環境で変わるため、購入前にECOVACS公式の商品情報・サポート・対応条件を確認してください。


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