「ノビーヘアアイロンnbs1100と1200の違いは?どっちを買えばいいの?」という人向けの記事です。
どちらもテスコムのプロ向けブランド「Nobby(ノビー)」の人気アイロンで、温度の幅や立ち上がりの速さなど、基本の性能はとても近いです。
ただし、nbs1200はnbs1100をベースに細かいところがリニューアルされたモデルなので、開き具合の調整や表示の見やすさなどで使い勝手がよくなっています。
この記事では、公式に出ている仕様や美容商材のショップで公開されている説明を参考にして、できるだけわかりやすく違いを整理しました。2025年11月時点で確認できる情報をもとにしています。価格や在庫はショップによって変わるので、購入前に必ず最新ページをチェックしてください。
1. 先に結論:こういう人はnbs1100/こういう人はnbs1200
はじめに、迷っている人がいちばん知りたいであろう「どっちを選べばいいのか」を先にまとめます。
●nbs1200が向いている人
・プレートの開き具合を変えて、根元や前髪をもっとやりやすくしたい。
・毎日サロンのようにアイロンを使うので、表示が見やすくて作業がしやすいほうがいい。
・同じ値段なら新しいほうを選びたい。
→ nbs1200には「アジャスタブルロックリング」というダイヤルがついていて、プレートの開口角度を調整できます。根元だけ少し開いて使いたいときにとても便利です。
●nbs1100が向いている人
・日本製であることを優先したい。
・従来からある定番モデルで十分。
・できるだけ仕様の変化が少ないほうが安心。
→ nbs1100は公式ページでも「日本製」の記載があり、長く使われてきたモデルです。基本の温度幅や立ち上がりも1200と同じなので、家庭で使うなら今でも有力な選択肢です。
どちらも希望小売価格は36,300円(税込)でそろえてあります。ショップやECではセールやポイント還元で差が出ることがあるので、最終的にはそのとき安かったほうを選ぶというのも一つの考え方です。
2. 2機種の基本スペックを比較してみる
まずは公開されている仕様で、nbs1100とnbs1200の基本をそろえて見てみます。2025年11月時点で公式に出ている情報をもとにした表です。
| 項目 | nbs1100 | nbs1200 |
|---|---|---|
| 希望小売価格 | 36,300円(税込) | 36,300円(税込) |
| 温度 | 60~200℃(5℃刻み) | 60~200℃(5℃刻み) |
| 立ち上がり | 180℃まで約40秒 | 180℃まで約40秒 |
| プレートサイズ | 90×25mm | 90×25mm |
| 長さ・重さ | 全長249mm/約325g | 全長約246mm/約315g(少し短くて軽い) |
| 開きの調整 | なし(標準開き) | あり(アジャスタブルロックリング) |
| 自動電源OFF | 最終操作から約60分 | 最終操作から約60分 |
| コード | 3mシーベルコード | 3mシーベルコード |
| 生産国 | 日本 | 中国(1100から変更) |
この表を見ると、「ベースの性能は同じで、nbs1200のほうが少し軽量・少し短い・開きが調整できる・表示がわかりやすくなった」というイメージでとらえると分かりやすいです。
なお、nbs1200では「日本→中国」に変わったと案内しているプロ向け通販が多いので、生産国を重視する人はここだけ必ずチェックしてください。公式の最新ページや販売店の説明を優先するようにしましょう。
3. 違いのポイント①:サイズと重さの差は地味に使いやすさに影響する
nbs1100は全長249mm・約325g、nbs1200は全長246mm・約315gです。
数字だけ見るとわずかな差ですが、毎日アイロンを握る人にとっては、この「ほんの少し短い・ほんの少し軽い」が扱いやすさにつながる場面があります。
とくに、ショートヘア・メンズスタイル・えり足・前髪など、細かく動かすところは本体が短いほうがコントロールしやすいです。
子どもの前髪やウィッグ、エクステの根元を挟むときも、プレートが近くに来たほうが手元が安定します。
一方で、ロングヘアを全体に通すだけならnbs1100でもまったく困らないので、「長年使われている安心感」を大事にしたい人はnbs1100でも問題ありません。
4. 違いのポイント②:1200だけの“開口角度が調整できる”が便利
nbs1200のいちばん分かりやすい進化が、この「アジャスタブルロックリング」です。
コードの付け根あたりにあるリングを回すと、アイロンの開き具合を段階的に変えられます。
これがあると何がいいかというと、
- 前髪だけちょっと挟みたい
- 根元だけ軽く通したい
- 細い毛束をつぶさずキャッチしたい
といった場面で、余計にパカッと開かないので髪を逃しにくくなります。
サロンワークでも前髪やもみあげ周りは何度も出てくる動きなので、ここが楽になるのはかなり実用的です。
nbs1100にはこの調整機能がないので、標準の開きのまま使います。
悪いということではなく、よりシンプルに使いたい人にはこちらが向いています。
5. 違いのポイント③:表示やモードの“見える化”で1200のほうが親切
どちらのモデルにも「NORMAL/POWER/HAIR CARE」という3つのモードが用意されていて、髪質や施術に合わせて温度の下がり方を変えられます。
nbs1100でもできていた機能ですが、nbs1200では「設定温度までの目安がわかる表示」をつけるなど、ユーザーが今どういう状態なのかを把握しやすい工夫が入っています。
とくにPOWERモードは、クセの強い髪や何度もスルーしたいときに復熱を優先してくれるので、サロンでの縮毛矯正やストレートパーマのアイロンワークで使いやすいです。
HAIR CAREモードは毛先に行くほど温度が下がりやすくなる考え方で、どちらの機種でも使えますが、「今この温度になっている」が分かると安心して使えるので、ここではnbs1200に軍配が上がります。
また、業務用通販では「保証が半年→1年になった」と説明しているページもあり、日常的にハードに使う人にはうれしいポイントです。
購入するショップで保証条件が違うことがあるので、ここは必ずチェックしてください。
6. 共通しているところ:どちらを選んでも“プロ用らしい”仕上がりを狙いやすい
ここまで違いを説明してきましたが、どちらもベースは同じノビーのサロン向けアイロンなので、性能面では共通しているところが多いです。
- 60~200℃まで5℃刻みで調整できる。
- 180℃まで約40秒のスピード立ち上がり。
- 3mのロングコードで動きやすい。
- スリムヘッド+耐熱フェルトで根元にも入れやすい。
- Nobbyプロコーティングでキャッチとすべりのバランスを取っている。
つまり、「ノビーのこの使い心地が好き」で選ぶなら、どちらを買っても大きく外すことはありません。
あとは“日本製の安心感”でnbs1100にするか、“最新の使いやすさ”でnbs1200にするかという好みの差になってきます。
7. 用途別・失敗しにくい選び方
最後に、検索している人の目的別に選び方をまとめておきます。
7-1. サロンや出張施術で毎日使う人
→ nbs1200をおすすめしやすいです。
開きが調整できるのでメンズ・前髪・えり足の細かい作業に向いています。
表示も分かりやすいので、スタッフが複数人で使う場合にも共有しやすいです。
7-2. 自宅で1本いいものを持っておきたい人
→ nbs1100でも十分です。
日本製であることに安心感があり、サロン用らしいサッとした立ち上がりも体験できます。
家庭で1日に何十回も使うわけでなければ、大きな差は感じにくいはずです。
7-3. 細い髪・子どもの髪・ウィッグなどをよく挟む人
→ 開き具合が変えられるnbs1200が便利です。
髪を逃しにくいので作業時間を短くしやすいです。
7-4. 価格で決めたい人
→ 公式価格は同じですが、通販では在庫やキャンペーンでどちらかが安く出ていることがあります。
楽天・Amazon・美容ディーラー系のECを一度に見て、一番条件が良いほうを選ぶと失敗しにくいです。
8. よくある質問(FAQ)
Q. nbs1100はもう買えませんか?
A. 2025年11月時点でも、美容商材を扱う通販で販売ページが残っているところがあります。
売り切れているお店もあるので、複数ショップをチェックしてみてください。
Q. どちらが髪にやさしいですか?
A. どちらも60~200℃で細かく設定でき、HAIR CAREモードも使えるので、温度を低めにして丁寧に通せば配慮しやすいです。
どちらか一方だけが極端にやさしいとは言い切れません。
髪の状態に合わせて温度を決めてください。
Q. 生産国が気になります。
A. 美容ディーラーの説明では、nbs1200で「日本→中国」に変わったと案内しているところがあります。
生産国を優先するならnbs1100、機能を優先するならnbs1200という選び方がおすすめです。
購入時点で販売店の説明を必ず確認してください。
9. さいごに
ノビーヘアアイロンnbs1100と1200の違いは、大きく言えば「作業しやすくなったかどうか」です。
基本性能はそのままに、nbs1200で開きの調整・表示の見やすさ・軽量化・保証の長さなどがプラスされています。
一方で、nbs1100は日本製であることと、長く使われてきた安心感があります。
どちらかを否定するのではなく、「どれを重視するか」で選べる2本が用意されていると考えるととてもわかりやすいです。


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