40000mAhのモバイルバッテリーって、どれくらい使えるの?
スマホは何回充電できるの?
飛行機に持ち込めるの?
そんな疑問に、お伝えします。
40000mAhは何Wh(ワットアワー)?数字をそろえて考えよう
まず、電池の数字をそろえて比べることが大切です。
「mAh(ミリアンペアアワー)」だけではエネルギー量がわかりません。
「Wh(ワットアワー)」に換算すると、どれくらいエネルギーをためているか、はっきりします。
計算式はとても簡単です。
Wh = mAh × 電圧(V) ÷ 1000です。
多くのモバイルバッテリーでは「3.7V」が使われています。
たとえば、40000mAh × 3.7V ÷ 1000 ≒ 148Whになります。
つまり、このバッテリーには約148Whのエネルギーがあると考えられます。
スマホは何回充電できる?目安の計算方法
次に気になるのは「スマホを何回充電できるか?」ですよね。
これも簡単に計算できます。
目安の式は:
回数 ≒ (バッテリーのWh × 0.85) ÷ スマホのWhです。
「0.85」は変換のムダ(ロス)を約15%見積もった数字です。
たとえばスマホのバッテリーが約4000mAh(3.7V換算で約14.8Wh)の場合、
148Wh × 0.85 ÷ 14.8Wh ≒ 約8.5回充電できる目安になります。
とはいえ、これは目安です。
使うときの設定や気温、バッテリーの古さなどで変わることもあります。
でも、だいたい「8回くらい充電できるかも」と考えれば十分参考になります。
飛行機に持ち込める?持ち込みルールのポイント
旅行のとき、モバイルバッテリーを飛行機に持っていけるかどうかは大切なポイントです。
バッテリーの「Wh」が100Wh以下なら、たいていの航空会社で問題なく手荷物で持ち込みできます。
100Wh~160Whの間は持ち込みはできますが、個数制限などルールがあります。
160Whを超えると、基本的に持ち込みできないことが多いです。
40000mAhは約148Whなので、いくつかの航空会社では100〜160Whの範囲に入ります。
いわゆる「手荷物で持ち込みOK、預け入れ不可」になっていることが多いです。
航空会社ごとにルールが少し違うこともあるので、乗る前に最新情報を確認しておくと安心です。
日本で買うときはPSEマークをチェック
日本国内で販売されているモバイルバッテリーは、法律で安全の目印「PSEマーク」が必要です。
本体にまるいマーク(丸形PSE)や、事業者名、定格などが正しく表示されているか確認しましょう。
表示がないものは安全性に不安があるので、避けたほうがよさそうです。
使いやすさと選び方のヒント:旅行・防災にもおすすめ
なぜ40000mAhのような大容量を選ぶのかというと、用途によってとても役立つからです。
・旅行や出張では、スマホだけでなくタブレットやPCもまとめて充電できれば便利。
・防災時には、停電時にスマホやライトなどを長く使える点が頼もしい。
ただし、大容量は重さやサイズが大きくなる傾向があります。
「普段も持ち歩きたい」「リュックに入るサイズがいい」といった用途もしっかり考えましょう。
はじめてでも失敗しにくいチェックリスト
- 出力:USB-C PD(65Wや100Wなど)やポート数は用途に合わせて。
- 入力:本体の充電にかかる時間(急速充電対応など)も大事。
- 表示:残量パーセント表示やLEDインジケータがあるとわかりやすい。
- 安全:過充電・過放電・短絡などを防ぐ保護回路やPSEマーク。
- ケーブル:USB-C to Cなど、使いやすいケーブルが付属しているか。
まとめ:40000mAhは〈たっぷり使える〉大容量、でも使いかた次第で便利に
ここまでのポイントをまとめます。
- 40000mAhは約148Wh。
- スマホならおおよそ8回くらい充電できる目安。
- 飛行機では手荷物で持ち込みOKだが個数に注意。
- 日本で買うなら必ずPSEマーク付きの安全なものを選びましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. スマホ何回分か正確に知りたい時は?
- A. 「Wh × 0.85 ÷ デバイスのWh」で目安がわかります。スマホを使いながら充電すると回数が少なくなることもあるので注意。
- Q. 飛行機で持ち込めないことはありますか?
- A. 160Whを超える大容量だと持ち込み不可40000mAhは148WhなのでOKですが、航空会社の最新情報を確認してください。
- Q. 本当に安全ですか?
- A. 「PSEマーク」や過電圧・過充電防止などの保護機能があるかをチェックしてください。
表示がないものは避けた方がよいです。
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