家電買取は何年前の何年以内？ジャンル別に目安や査定ポイントを解説

「家電買取は何年前の何年以内までなら売れるの？」「うちの冷蔵庫や洗濯機はまだ間に合う？」と気になって、調べている方は多いと思います。
引っ越しや買い替えのタイミングで、できれば処分ではなく少しでもお金に換えたいと感じますよね。
ただ、家電買取には「何年前まで」「何年以内」という目安があり、家電の種類によっても基準が変わります。

この記事では、家電買取は何年前の何年以内が一般的な目安なのかを、冷蔵庫・洗濯機・テレビなどのジャンル別にわかりやすく整理していきます。
あわせて、査定でチェックされやすいポイントや、買取が難しい場合の手放し方も紹介します。
大切な家電を少しでも納得して手放すための判断材料として、参考にしてみてください。

家電買取は何年前の何年以内が目安？まず全体のイメージをつかもう

家電買取の基準はお店ごとに違いますが、いくつか共通する「おおよその目安」があります。
代表的な買取店や専門店の情報を見ていくと、多くの家電は「製造からおよそ5年以内」だと買取の対象になりやすいという傾向があります。

一方で、状態が良ければ7年程度まで査定対象になることがあるという案内をしているところもあります。
また、テレビなど一部の家電は、店舗によって「製造から10年以内」までを目安としている事例もあります。

ただし、これはあくまで「多くの店舗に共通しやすいイメージ」であり、実際の買取可否や金額はお店・メーカー・型番・状態によって変わると考えたほうが安全です。
そのため、この記事では「一般的に語られている目安」を紹介しつつ、最終的には気になる家電は一度相談してみる前提でお話ししていきます。

ざっくりまとめると、全体のイメージは次のようになります。

製造からの年数	一般的なイメージ
〜3年以内	多くの家電で査定がつきやすいゾーン
〜5年以内	家電買取の中心的な目安とされることが多い
5〜7年	お店やモデルによって買取になったり、難しかったり分かれるゾーン
7〜10年	一部の大型家電や人気モデルなら相談できる場合もある
10年以上	基本的には買取が難しいが、例外的に対象になる家電もある

次のセクションからは、年数の考え方をもう少し詳しく見ていき、そのあとで冷蔵庫・洗濯機・テレビなどジャンル別に「家電買取は何年前の何年以内が目安になりやすいか」を解説していきます。

家電買取で大事な「年式」と「何年前か」を簡単に調べる方法

「家電買取は何年前の何年以内か」を判断するためには、まず自分の家電の年式を知る必要があります。
年式は少し探せば確認できることが多いので、査定前にチェックしておくとスムーズです。

本体のラベルで製造年・型番をチェックする

多くの家電は、本体に貼られているラベルに「製造年」や「型番」が記載されています。
例えば、

• 冷蔵庫：扉を開けた内側や本体側面のラベル
• 洗濯機：本体側面や背面のラベル
• テレビ：背面のラベル部分

などに、「20◯◯年製」「製造年◯◯」といった表示があるケースが多いです。

この年式をもとに、「今年 − 製造年」でざっくりと何年前の家電なのかを把握できます。
家電買取は何年前の何年以内かを考えるときは、この年式がスタートラインになります。

保証書・説明書・購入履歴から確認する

本体ラベルが見えにくい場合は、

• 購入時のレシートや納品書
• 延長保証の書類
• ネット通販の購入履歴（マイページ）

などから、「いつ購入したか」を確認しておくと目安になります。
購入年と製造年が必ずしも同じとは限りませんが、古さを判断する参考にはなります。

年式があいまいなまま査定に出しても大丈夫？

年式がどうしても分からない場合でも、多くの買取店は本体を見ながら年式を確認してくれます。
最近は、写真を送るだけでおおよその査定額を知らせてくれるサービスもあり、まずは気軽に相談してみるという使い方もできます。

ただし、複数社に相談する場合は、「製造年」「メーカー」「型番」をメモしておくと、比較しやすくなります。
このあとお伝えする「ジャンル別の目安」と照らし合わせながら、手元の家電がどのゾーンに入るか見ていきましょう。

家電買取は何年前の何年以内？冷蔵庫・洗濯機など大型家電の目安

ここからは、気になる人が多い大型家電を中心に、「家電買取は何年前の何年以内か」の目安をジャンル別に見ていきます。
あくまで一例ですが、複数の買取店の情報をもとにした「よくある傾向」として参考にしてみてください。

冷蔵庫・冷凍庫の目安年数とチェックポイント

冷蔵庫は生活に欠かせない家電で、中古市場でも一定のニーズがあります。
多くの買取店では、製造から5年以内の冷蔵庫を買取の中心としているところが多く、なかには7年以内を目安としている事例もあります。

さらに、

• 3ドア以上の大型冷蔵庫
• 有名メーカーの上位モデル

などは、7年を過ぎても相談に乗ってもらえるケースがあると案内しているサイトもあります。

査定の際には、次のような点も見られやすいです。

• 庫内のニオイ・カビ・汚れが少ないか
• 製氷機や自動ドアなどの機能が問題なく動くか
• 外側に大きなヘコミやキズがないか

買取前に、庫内を簡単に掃除しておくと印象が良くなりやすいので、軽く拭き掃除をしておくのも一つの方法です。

洗濯機・乾燥機の目安年数とチェックポイント

洗濯機も、年式で判断されることが多い家電です。
一般的には、「製造から5年以内」がひとつの目安とされることが多く、特に縦型洗濯機ではこの基準を採用している店舗が多いようです。

一方で、

• 容量が大きいタイプ（◯kg以上など）
• ドラム式洗濯機
• 人気シリーズ・上位モデル

などは、5年を超えていても買取対象としている店舗があると紹介している情報も見られます。

査定で見られやすいポイントとしては、

• 脱水時の異音やガタつきがないか
• 槽のカビや汚れの程度
• ホースや付属品が揃っているか

などが挙げられます。
軽く槽洗浄をしておく、ホースなどの付属品を一緒にまとめておくと、スムーズに査定が進みやすくなります。

テレビ・エアコン・キッチン家電は何年前の何年以内が目安？

テレビ・レコーダーなどAV機器の目安年数

液晶テレビやレコーダーなどのAV機器は、技術の進歩が早く、年式が価格に影響しやすいジャンルです。
あるテレビ買取専門店では、テレビの買取対象は製造から「10年以内」が目安として紹介されています。

一方で、多くの店舗では、

• 5年以内のモデルは査定がつきやすい
• 7〜10年のモデルは、メーカー・サイズ・状態によって買取になったり、難しかったりする

といった説明をしていることが多いです。

テレビの場合、査定で特に見られるのは、

• 映像・音声が正常に出るか
• 画面のキズやドット抜けの有無
• リモコンやスタンド、電源コードなどが揃っているか

といった点です。
箱や説明書が残っていれば、あわせて用意しておくとプラス評価につながることもあります。

エアコン・空気清浄機・ヒーターなど季節家電の目安

季節家電は、使用期間が限られている反面、需要が高まる時期がはっきりしている家電です。
エアコンは、部品の保有期間が比較的長く設定されていることもあり、製造から5年以内であれば買取対象になりやすいとする情報が多いです。

暖房機器については、ある買取チェーンが「暖房機（熱を発するもの）は製造から6年以上前の品は買取不可」と案内している例もあります。

季節家電は、

• フィルターの状態
• ニオイやホコリの付き方
• リモコンやリモコンホルダーの有無

などもチェックされやすいポイントです。
簡単に掃除をしておくだけでも印象が変わるので、査定前に軽くお手入れしておくと安心です。

電子レンジ・炊飯器・オーブンなどキッチン家電

電子レンジや炊飯器などのキッチン家電も、製造から5年以内を目安にしている買取店が多いです。

ただし、

• 人気メーカーの高機能モデル
• 容量が大きく、家族用として使いやすいモデル

といったアイテムは、5年以上経っていても買取対象としている店舗もあります。
庫内のコゲや油汚れが多いと印象が下がりやすいので、簡単に拭き掃除をしておくことが大切です。

掃除機・美容家電・デジタル機器は「状態」と「スペック」がカギ

掃除機・ドライヤー・美容家電の目安

掃除機やドライヤー、美顔器などの美容家電は、本体価格の幅が広く、モデルによって扱いが変わるジャンルです。
年式としては、やはり製造から5年前後までをひとつの目安にしている店舗が多いとされています。

ただ、小型家電の場合は、

• コードの断線や被膜の傷みがないか
• ノズルやアタッチメントが揃っているか
• 本体に大きな割れや変形がないか

といった安全面が特に重視されます。
アタッチメントが多い商品は、できるだけセットでそろえて持ち込んだほうが、評価につながりやすいです。

パソコン・タブレット・ゲーム機などデジタル家電

ノートパソコンやゲーム機などのデジタル家電は、年式だけでなくスペックやOSのサポート状況も重要になります。
一部の買取チェーンでは、パソコンについて「古いOSのモデルは買取対象外」といった基準を示しているところもあります。

おおまかなイメージとしては、

• 発売から数年以内の現行寄りモデル → 査定対象になりやすい
• OSのサポートが終了している古いモデル → 買取が難しいことが多い

と考えておくと、判断しやすくなります。
ゲーム機については、人気機種であれば年数が経っていても需要が残っていることがあるため、迷ったら一度相談してみるとよいでしょう。

家電買取で年式以外に見られる査定ポイント

「家電買取は何年前の何年以内か」という年数は確かに大事ですが、それだけで査定が決まるわけではありません。
同じ年式でも、状態やタイミングによって結果が変わることがあります。

動作確認と故障の有無

多くの買取店は、正常に動作するかどうかを最初にチェックします。
電源が入らない、明らかな故障がある場合は、年式が新しくても買取ではなく「引き取り」や「処分」の扱いになることがあります。

外観のキズ・汚れ・ニオイ

目立つキズやヘコミ、強いニオイ、ベタつきなどがあると、査定に影響しやすくなります。
買取前に、

• 外側をサッと拭き取る
• ホコリを軽く落としておく
• ニオイが気になる部分を風通ししておく

といった簡単なお手入れをしておくだけでも、印象が変わりやすいです。

付属品・説明書・箱の有無

リモコン・ホース・スタンド・棚板など、元々セットだった付属品が揃っていると、再販売しやすくなります。
箱や説明書が残っている場合は、一緒に出すことで全体としてきちんとした印象を与えやすくなります。

メーカー・容量・人気モデルかどうか

家電は、メーカーやシリーズによって人気が変わります。
また、容量やサイズも重要で、例えば冷蔵庫や洗濯機では、ファミリー向けの大きめサイズのほうが需要が高いケースもあります。

売るタイミングもさりげなく重要

家電は、需要が高まる時期の少し前に売ると、査定が前向きになりやすいことがあります。
例えば、

• 引っ越しシーズン前の冷蔵庫・洗濯機
• 夏前のエアコン・扇風機
• 冬前のヒーター・ストーブ

などは、求めている人が増える時期と重なるため、早めに相談することで選択肢が広がります。

家電買取で「何年前でもNG」になりやすいケースと、値段がつきやすい家電

安全面の不安がある家電は年式に関係なく買取が難しいことも

製造年にかかわらず、

• リコール対象になっている家電
• 電源コードの被膜が大きく破れているもの
• 発火の危険性があると判断される状態の家電

などは、安全上の理由から買取対象外となることがあります。
このような場合は、自治体のルールやメーカーの案内に沿って、安全に処分することが大切です。

部品保有期間を過ぎた古い家電

家電メーカーには、修理用の部品を保管しておく「補修用性能部品の保有期間」という目安があります。
この期間を大きく過ぎてしまった家電は、故障したときに修理が難しいため、中古として扱いにくく、買取が難しくなることがあります。

反対に、何年前でも比較的評価されやすい家電の例

一方で、年式が古くても、

• ハイグレードモデル・プロ向けモデル
• 人気のある国内メーカーの大型テレビ
• デザイン性が高く、いまでもニーズのあるオーディオ機器

などは、例外的に買取対象になることがあると紹介している情報もあります。

ただし、これもお店によって判断が異なるため、「古いからもう無理だろう」と決めつける前に、一度確認してみるとよいかもしれません。

持ち込み・出張・宅配など、売り方による違いもチェック

リサイクルショップへの持ち込み

自分で持ち込めるサイズの家電であれば、近くのリサイクルショップに直接持っていく方法があります。
その場で査定結果がわかることが多く、すぐに現金化したい人に向いています。
ただ、大型家電は運搬が大変なので、無理のない範囲で考えましょう。

出張買取サービス

冷蔵庫や洗濯機など、大きくて重い家電は、出張買取を利用すると運び出しの手間を減らせます。
出張費がかかるのか、キャンセルしたときの費用はどうなるのかなど、事前に条件を確認しておくと安心です。

宅配買取・回収サービス

小型家電やデジタル機器は、宅配買取を受け付けているお店もあります。
家から送るだけで査定してもらえるので、近くに店舗がない場合にも利用しやすい方法です。
一方で、冷蔵庫などの大型家電は対象外としているところもあるため、注意が必要です。

家電量販店の下取りサービス

新しい家電を買う予定がある場合は、家電量販店の下取りサービスという選択肢もあります。
「製造から◯年以内」などの条件が設けられていることも多いので、購入予定の店舗のサイトや店頭で、最新の内容を確認してみてください。

家電買取が難しい場合の手放し方と注意点

家電リサイクル法対象製品の出し方

冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどは、家電リサイクル法の対象になっており、一般的な粗大ごみとは違う扱いになります。
購入したお店や、買い替え先の家電量販店に回収を依頼できることが多いので、案内を確認しておきましょう。

自治体の粗大ごみ回収を利用する

家電リサイクル法の対象外の小型家電であれば、自治体の粗大ごみとして出せる場合もあります。
申し込み方法や回収日、手数料の有無などは自治体ごとに異なるため、必ずお住まいの地域のルールを確認してください。

メーカーや販売店の回収サービス

一部のメーカーや販売店では、独自の回収・リサイクルサービスを用意していることもあります。
買取は難しい古い家電でも、回収サービスを使うことで、安全かつ適切な形で手放せる場合があります。

家電買取は何年前の何年以内？迷ったら複数社に相談して比較しよう

ここまで見てきたように、

• 多くの家電は「製造からおよそ5年以内」がひとつの目安
• 状態やモデルによっては7年、ものによっては10年以内まで相談できる場合もある
• 安全面や部品保有期間、人気・需要によって判断が変わる

といった特徴があります。

とはいえ、最終的な判断はお店ごとに異なるため、1社だけで決めず、複数の買取店やサービスに相談してみるのがおすすめです。
最近は、写真や型番を送るだけで概算を教えてもらえるサービスもあり、気軽に比較しやすくなっています。

まとめ｜「何年前の何年以内か」を意識しつつ、早めの相談で損を減らす

最後に、ポイントを整理しておきます。

• 家電買取は何年前の何年以内？という問いに対しては、多くの家電で「製造から5年以内」がひとつの目安と考えられる
• 冷蔵庫・洗濯機などの大型家電は、7年程度まで相談できることもあり、テレビなどは10年以内を目安にしている店舗もある
• 年式だけでなく、動作状態・キズや汚れ・付属品・人気度・売るタイミングなども査定に影響する
• 買取が難しい場合でも、家電リサイクル法のルールや自治体の回収、メーカーのサービスなど、手放す方法はいくつかある
• 迷ったら、複数の買取店・サービスに相談し、条件を比較しながら自分に合った方法を選ぶことが大切

この記事で紹介した内容は、あくまで現時点で確認できる情報をもとにした一つの考え方です。
実際の買取基準やサービス内容は、お店や地域、時期によって変わることがあります。
気になる家電がある場合は、必ず各買取店や公式サイトで最新の条件を確認したうえで、ご自身の判断で行動するようにしてください。

今後、記事内の情報が変わる可能性もあるため、「これはどうかな？」と感じたら、そのタイミングで改めて調べ直してみるのもおすすめです。
家電を手放すときの小さな参考になっていればうれしいです。