デロンギデディカ アルテの違い?それぞれの特徴と選び方
家庭で手軽にエスプレッソを楽しみつつ、ラテアートにも挑戦したいという方におすすめ。この記事では、人気の「デロンギ デディカ」シリーズから、改良型「アルテ(EC885)」と旧モデル(EC680/EC685)を徹底比較し、それぞれの魅力と選び方のコツを解説します。
1. デディカ アルテ(EC885)の進化点
- スリム&メタル設計(幅約15cm):狭いキッチンにもぴったりで、見た目もスタイリッシュ。
- サーモブロック式+15気圧ポンプ:温度安定性が高く、抽出時間は約40秒
- My LatteArtスチームワンド:細長ノズルで滑らかミルクテクスチャが可能と評価
- 付属アイテムが豊富:金属タンパー、ミルクジャグ、深型バスケットなどが最初からセット
- プログラマブル抽出&自動スケールアラート:ボタン制御で1杯分/2杯分の抽出量を記憶、硬度設定により定期的に点検通知も可能
2. 旧モデル(EC680/EC685)とのスペック差
比較項目 | EC680/EC685(旧モデル) | アルテ(EC885) |
---|---|---|
スチームワンド | パナレッロ式(泡立て自動) | My LatteArt仕様(細かなフォームが可能) |
温度調整 | 不可 | 低・中・高の3段階 |
タンパー・ジャグ | 別売 | 標準装備 |
バスケット容量 | 約14g(2ショット) | 約18g 深型(2ショット) |
抽出方法 | プレス式のみ | プレス式+プログラマブル |
価格帯 | 2~3万円台 | 4万円前後(販売店による) |
旧モデルはコスト重視、アルテはラテアート志向といった棲み分けが明確です。
4. どちらを選ぶべき?目的別ガイド
🔰 エスプレッソ入門者
旧モデルは操作が簡単で、基本動作だけでもおいしいコーヒーを淹れられます。価格を抑えたい場合にぴったりです。
🎨 ラテアートやフォームミルクに力を入れたい人
アルテは専用ワンドや深型バスケット、タンパー等が最初から揃い、“入れたその日からフォームまで楽しめる”構成。
⏰ 時短重視の朝派
どちらもウォームアップは約30〜40秒で迅速。アルテは追加アクセサリー購入の必要がなく、すぐにセットアップ可能です。
⚙️ カスタマイズを楽しむ上級ユーザー
- 両モデルとも51mmポルタフィルターで互換性あり
- IMSバスケットやボトムレスPFなど、カスタマイズによる拡張も可能
- 温度安定性や抽出技術を極めたい人は、PID温度制御の熱伝導性の良い機器(例:ボイラー方式など)も視野に。
5. メンテ・アクセサリー・選びのまとめ
■ メンテナンス
- スケール除去は約3〜4ヶ月に1回が推奨。
- 除石灰剤は公式品の使用が安心。
- 抽出後の熱冷まし(「空抽出モード」)は続行前に実施推奨
■ アクセサリー活用例
- 底なしPF:抽出流れを視覚確認でき、味にも影響あり
- IMSバスケット:圧力抽出からノンプレッシャーへ飛躍的改善。
- 高品質タンパー:プレス圧を均一にし、クレマの質を向上。
- ミルク専用ジャグ:注ぎやすさと温度管理の両立。
6. 総まとめ:あなたのスタイルにフィットする1台は?
- ラテ中心&フォーム重視派→アルテ
- エスプレッソ初心者&価格重視派→旧モデル
- 自分で拡張してカフェ体験を追求したい→どちらもOK、ただし部品互換性を意識して選ぶ
共通して言えるのは、どちらも信頼のデロンギ・デディカブランドであり、用途によって適材適所で選べば、毎日のコーヒー体験がより豊かになることでしょう。
コメント