キヤノンのインク「大容量（XL）」と「通常（標準）」、どちらがお得か迷っていませんか。印刷する頻度や用途で選ぶと失敗しにくいです。この記事では、違いや選び方をやさしく丁寧に解説します。
インクの「XL（大容量）」ってなに？ 型番の見方も簡単に
キヤノンのインク型番は「文字＋数字」でできていて、たとえば“BCI-381/380”シリーズがよく使われます。
その末尾に「XL」がつくと、それが大容量タイプ。たとえば「BCI-381XL」は、大容量のBCI-381という意味です。標準タイプは数字だけ、末尾に数字がない形です。
型番の違いによってサイズや価格が違うのを、まずは見分ける方法として使ってみてください。
また、大容量のインクは標準に比べてインク量が約40％多いこともあります（例：型番XKI-N11など）。
どれくらい印刷できる？ 印刷可能枚数の目安
たとえば、「TS-シリーズ」では、A4カラー文書が普通紙で印刷できる枚数は：
- 標準インク：およそ 400 枚
- 大容量インク：およそ 600 枚
といった具合です。たとえばTS-8630ではそうした違いがあります。そこから印刷枚数に応じて選ぶこともできます。
もちろんこれは目安で、設定や印刷内容で変わるので、その点はご注意ください。
価格の差と「1枚あたりコスト」で比べてみよう
大容量インクは値段が高めですが、「1枚あたりにかかるインク代」で比べると、たいてい大容量のほうが安くなる傾向があります。
たとえば、米国の例では：
| インク種類 | 価格 | 印刷枚数 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| Standard（例：275） | $16.99 | 180 枚 | $0.094 |
| XL（275XL） | $30.99 | 400 枚 | $0.077 |
こうした例では、大容量のほうが長い目で見るとお得になることがわかります。
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どんな人にどっちが合う？ 印刷頻度・用途別の選び方
選び方の目安は下記のとおりです。用途に応じて選ぶと、ムダが少なくなります。
- たくさん印刷する人（例：毎日文書や写真を印刷）…大容量（XL）を選ぶと交換回数が減り、1枚あたりコストも下がることが多いです。
- ときどき印刷する人（日々数枚程度）…標準インクで十分で、保管中の劣化や無駄な在庫を避けやすいです。
- 写真印刷が多い人…カラーインクの消費が増えるため、短期でまとめて印刷する場合はカラーのXLも検討してよいでしょう。
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互換インクも選択肢に？ ただし注意も必要です
純正インクでなく互換品を検討する場合、「大容量だから安い」と感じることがありますが、品質や保証の点で注意が必要です。
互換インクでも「XLサイズがコスパよい」という情報を見かけますが、記事の主旨通り、どちらを選んでも否定するような書き方はせず、品質や対応機種への配慮をしてください。
まとめ：結局どっちがお得？シンプルな判断基準
まとめると：
- 印刷枚数が多い方…大容量（XL）は交換回数が少なく、1枚あたりのコストが下がりやすい。
- 印刷枚数が少ない方…標準タイプで十分で、無駄を減らせる。
- 最終的には「1枚あたりのコスト」と「ご自身の印刷スタイル」で選ぶのが安心です。
ここに書いた内容は、型番や公式の印刷データを基にしていますが、ご自身のプリンター環境・印刷頻度に合わせて調整してみてください。
XLと標準は混在できる？ よくある質問（Q&A）
Q1. 黒だけXL、カラーは標準でも大丈夫？
はい、同じシリーズの対応インクであれば、黒だけXL・カラーは標準といった組み合わせも可能です。多く印刷する色だけ大容量にして、他は標準にするという使い方もできます。
Q2. 大容量インクはサイズが大きいの？
カートリッジの外寸はほぼ同じです。違うのは内部のインク充填量です。したがってプリンターに入れるときも同じ感覚で使えます。
Q3. 印刷可能枚数は必ずその数になるの？
いいえ、印刷可能枚数はあくまで目安です。印刷する原稿の内容や設定（写真、カラー比率、印刷モードなど）で大きく変わります。
Q4. インクは長期保存できる？
未開封であれば一定期間保存できますが、推奨使用期限が設定されています。まとめ買いをして長期間保管するより、必要な分をその都度購入するほうが安心です。
購入と使い方のコツ
- 購入前に型番確認…プリンター本体の機種名から、対応する標準／XLのインク型番を必ず確認しましょう。
- マルチパックを活用…複数色がセットになっているパックは単品より割安なこともあります。
- 印刷前の設定を工夫…文書は「標準モード」、資料確認なら「ドラフトモード」で印刷するなど、設定を工夫するとインクの節約につながります。
- まとめ印刷…こまめに1枚ずつ印刷するより、必要なときにまとめて印刷するほうが消費を抑えやすいです。
まとめ：自分に合ったインクの選び方
キヤノンのインクは「標準」と「大容量（XL）」で選べますが、どちらが良いかは印刷の量と頻度で決まります。
- 毎日のように印刷するなら → 大容量（XL）でコスパがよい
- たまに印刷する程度なら → 標準タイプで無駄を減らす
最後は「1枚あたりのコスト」と「自分の使い方」で決めるのが一番安心です。用途に合わせて上手に選んでみてください。
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