Soundcore Liberty 4とLiberty 4 NCは、名前だけを見ると「NCのほうが上位版」に見えますが、実際は強みの方向が違います。
通勤・通学など騒音の多い場所でノイズキャンセリングと長時間再生を重視するならLiberty 4 NC。デュアルドライバーの音づくり、ヘッドトラッキング付き3Dオーディオ、心拍数などのヘルスモニタリングを使いたいならLiberty 4が候補です。
一方、LDAC、HearID、マルチポイント、ワイヤレス充電、IPX4、Soundcoreアプリ対応などは両方にあります。
既存の比較で見かける「ワイヤレス充電はNCだけ」「Liberty 4 NCは3Dオーディオ非対応」という違いではありません。2026年9月9日時点のAnker公式情報を基準に、購入判断へ影響する差だけを整理します。
- まず3つだけ確認すれば選びやすい
- Liberty 4とLiberty 4 NCの違いを比較
- ノイズキャンセリングを最優先するならLiberty 4 NC
- 音の作り方は別物|Liberty 4はデュアルドライバー
- 3Dオーディオは両方対応|ヘッドトラッキングはLiberty 4の差
- バッテリーはLiberty 4 NCが大きく有利
- ワイヤレス充電は両方対応|NCだけの機能ではない
- Liberty 4だけヘルスモニタリングに対応
- 操作感も違う|感圧センサーかタッチか
- 共通する注意点|LDACとマルチポイントは同時に使えない
- イヤーチップは専用品|同じLiberty 4シリーズでも流用前提にしない
- 2026年に買うならLiberty 5も一度確認したい
- 結局どっち?目的別に決める
まず3つだけ確認すれば選びやすい
スペックを全部比べる前に、次の3点を決めると候補を絞れます。
- 電車・飛行機・カフェなどでノイズキャンセリングを最優先するか
優先するならLiberty 4 NC。 - ヘッドトラッキング付き3Dオーディオやヘルスモニタリングを使うか
使うならLiberty 4。 - ケース込みの長時間再生をどこまで重視するか
充電回数を減らしたいなら最大50時間のLiberty 4 NCが有利です。
この3点で差がつかなければ、ドライバー構成・操作方法・装着感・現在価格で決めるとよいでしょう。
Liberty 4とLiberty 4 NCの違いを比較
| 比較項目 | Soundcore Liberty 4 | Soundcore Liberty 4 NC |
|---|---|---|
| 発売月 | 2023年3月 | 2023年7月 |
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 | ウルトラノイズキャンセリング 3.0 |
| ドライバー | A.C.A.A 3.0 9.2mm+6mmのデュアルダイナミック |
11mmダイナミック |
| LDAC | 対応 | 対応 |
| HearID | 対応 | 対応 |
| 3Dオーディオ | 対応 ヘッドトラッキング、音楽・ムービーモードあり |
対応 公式ではLiberty 4のようなヘッドトラッキング機能を掲載していない |
| ヘルスモニタリング | あり | なし |
| 通常再生 | 最大9時間/ケース込み最大28時間 | 最大10時間/ケース込み最大50時間 |
| ANC使用時 | 最大7時間/ケース込み最大24時間 | 最大8時間/ケース込み最大40時間 |
| 短時間充電 | 15分で最大3時間再生 | 10分で最大4時間再生 |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| 防水 | IPX4 | IPX4(イヤホン本体) |
| イヤホン操作 | 感圧センサー | タッチコントロール |
| イヤホン片耳重量 | 約6g | 約5g |
| ケース込み重量 | 約55g | 約60g |
| 公式掲載価格 2026年9月9日確認 |
14,990円 | 12,990円 |
「音質重視なら4、ノイキャン重視ならNC」という大枠は合っていますが、実際には3Dオーディオ、バッテリー、ヘルス機能、操作方法まで含めて選ぶと後悔しにくくなります。
ノイズキャンセリングを最優先するならLiberty 4 NC
ノイズキャンセリングは、Liberty 4 NCの最も明確な強みです。
Liberty 4はウルトラノイズキャンセリング 2.0で、周囲の騒音レベルに合わせて強度を自動調整します。
Liberty 4 NCはウルトラノイズキャンセリング 3.0を採用し、外部環境だけでなく耳の形も測定してノイズキャンセリングをパーソナライズする仕組みです。Anker自身もLiberty 4 NCを「ノイズキャンセリング特化型」と位置付けています。
そのため、電車・バス・飛行機・カフェなど、周囲の騒音を抑えることを最優先するならLiberty 4 NCから考えるのが自然です。
ただし、ANCの感じ方はイヤーチップの密閉状態や耳の形でも変わります。Liberty 4 NCには現在5サイズの専用イヤーチップが用意されているため、購入後はサイズを合わせることも重要です。
音の作り方は別物|Liberty 4はデュアルドライバー
音質面は、単純なドライバー口径の大小ではなく構成そのものが違います。
Liberty 4はAnker独自のA.C.A.A 3.0を採用し、9.2mmと6mmの2つのダイナミックドライバーを同軸上に配置しています。Ankerは「繊細でリッチな音」を狙った構成として案内しています。
Liberty 4 NCは11mmのダイナミックドライバー1基で、公式では「クリアで歪みのない音質」を特徴としています。
どちらもLDACとHearIDに対応しているため、「NCは高音質コーデック非対応」という差はありません。
音の好みは個人差が大きいため、「デュアルドライバーだから必ずLiberty 4のほうが良い音」とは断定できません。ただ、音質の作り込みやドライバー構成そのものを重視する場合はLiberty 4のほうが比較理由を持ちやすいでしょう。
3Dオーディオは両方対応|ヘッドトラッキングはLiberty 4の差
既存記事で大きく誤っていたのが3Dオーディオです。Liberty 4 NCもSoundcoreアプリで3Dオーディオを利用できます。
一方、Liberty 4はジャイロセンサーを使ったヘッドトラッキングに対応し、頭の向きに追従する3Dオーディオを利用できます。公式では音楽モードとムービーモードも案内されています。
Liberty 4 NCの公式ページには3Dオーディオ設定が掲載されていますが、Liberty 4のようなヘッドトラッキング機能は記載されていません。
そのため、
- 3Dオーディオが使えればよい:両方候補
- 頭の動きに追従する3Dオーディオを使いたい:Liberty 4
と分けると正確です。
バッテリーはLiberty 4 NCが大きく有利
充電頻度を減らしたいなら、ケース込みの再生時間はLiberty 4 NCが大きく上回ります。
- Liberty 4:通常最大9時間/ケース込み最大28時間、ANC時最大7時間/24時間
- Liberty 4 NC:通常最大10時間/ケース込み最大50時間、ANC時最大8時間/40時間
イヤホン単体の差は通常時1時間ですが、ケース込みでは最大22時間の差があります。
さらに短時間充電も、Liberty 4は15分で最大3時間、Liberty 4 NCは10分で最大4時間です。
出張・旅行・長時間の通勤で充電ケースを頻繁に充電したくない人は、Liberty 4 NCの差を活かしやすいでしょう。
ワイヤレス充電は両方対応|NCだけの機能ではない
充電方法も既存記事で誤解がありました。Liberty 4とLiberty 4 NCは、どちらもUSB Type-Cとワイヤレス充電に対応しています。
そのため「Qi充電を使いたいからLiberty 4 NC」という選び方は不要です。
ワイヤレス充電を日常的に使う場合も、この項目では両機種に差がつきません。
Liberty 4だけヘルスモニタリングに対応
Liberty 4には、Liberty 4 NCにはないヘルスモニタリングがあります。
Soundcoreアプリを使い、心拍モニタリング、ストレスチェック、姿勢リマインダー、ワークアウト機能などを利用できます。心拍センサーは右イヤホンに搭載されています。
ただし、AnkerはLiberty 4のヘルスモニタリングについて、医療機器としての使用や、疾病の診断・治療・予防を目的とした機能ではないと明記しています。
イヤホンで日常的な活動データを確認したい人にはLiberty 4の差になりますが、健康状態の医学的な判断に使う機能ではありません。
操作感も違う|感圧センサーかタッチか
イヤホン本体の操作方式は、日常的な使いやすさに影響します。
- Liberty 4:イヤホンの軸部分をつまむ感圧センサー操作
- Liberty 4 NC:イヤホン表面のタッチコントロール
タッチ操作は軽く触れて操作しやすい一方、装着位置を直すときに触れやすいと感じる場合があります。感圧操作は「つまむ」動作になるため、タップとは操作感が異なります。
ここは性能の上下ではなく好みです。店頭で試せるなら、音質だけでなく操作方法も確認すると失敗しにくくなります。
共通する注意点|LDACとマルチポイントは同時に使えない
Androidで高音質再生と2台同時接続の両方を重視する場合は、共通の制約を確認してください。
Liberty 4とLiberty 4 NCはどちらもSBC・AAC・LDACに対応し、2台の機器へ接続するマルチポイントも利用できます。
ただしAnker公式では、LDAC使用時はマルチポイント接続を利用できないと案内しています。またiPhone・iPadなどのiOS端末はLDAC非対応です。
「AndroidでLDACを使いながら、PCとスマホへ常時2台接続したい」と考えている場合は、どちらを選んでも同じ制約があります。
イヤーチップは専用品|同じLiberty 4シリーズでも流用前提にしない
Liberty 4とLiberty 4 NCでは、Anker公式がそれぞれ専用イヤーチップを販売しています。
Liberty 4はCloudComfortイヤーチップ、Liberty 4 NCは専用シリコンイヤーチップで、サイズ構成も異なります。
同じ「Liberty 4」の名前が付いていても、交換用イヤーチップを共通部品だと推測して購入しないほうが安全です。消耗品を買い足す場合は、型番・対応機種を公式ページで確認してください。
2026年に買うならLiberty 5も一度確認したい
Liberty 4は2023年3月、Liberty 4 NCは2023年7月発売です。2026年9月9日時点でもAnker公式の商品ページは残っていますが、現在のLibertyシリーズではLiberty 5やLiberty 4 Proが前面に出ています。
調査時点のAnker公式掲載価格は、
- Liberty 4:14,990円
- Liberty 4 NC:12,990円
- Liberty 5:14,990円
で、Liberty 4 NCは公式オンラインストア上で在庫切れ表示、Liberty 4とLiberty 5は購入可能な表示を確認しました。価格・在庫は変動するため、購入時に再確認してください。
特にLiberty 4を14,990円前後で新品購入するなら、同じ公式価格のLiberty 5も比較してから決める価値があります。Liberty 5はウルトラノイズキャンセリング3.5、最大12時間/ケース込み48時間、IP55など後発世代の仕様を備えています。
一方で、Liberty 4独自のヘルスモニタリングやヘッドトラッキング付き3Dオーディオを使いたい場合は、単純に新しいLiberty 5へ置き換えればよいとは限りません。
結局どっち?目的別に決める
Liberty 4 NCが向きやすい人
- 通勤・通学などでノイズキャンセリングを最優先する
- ケース込み最大50時間の長時間再生を重視する
- 短時間充電をよく使う
- タッチ操作が好み
- 購入時にLiberty 4より条件のよい価格で入手できる
Liberty 4が向きやすい人
- A.C.A.A 3.0のデュアルドライバー構成を選びたい
- ヘッドトラッキング付き3Dオーディオを使いたい
- 心拍数などのヘルスモニタリングを試したい
- 感圧センサー操作が好み
- Liberty 5と比較してもLiberty 4固有機能に価値を感じる
ノイズキャンセリングと電池持ちを優先するならLiberty 4 NC、音の構成・ヘッドトラッキング・ヘルス機能を優先するならLiberty 4が選びやすいです。
どちらもLDAC・HearID・マルチポイント・ワイヤレス充電・IPX4に対応するため、共通機能ではなく「自分が実際に使う差」に絞って判断してください。
仕様、価格、在庫、保証、対応アクセサリー、アプリ機能は時期や販売元で変わるため、購入前にAnker公式の商品情報・サポート・対応条件を確認してください。


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