Anker Solix C800とC800 Plusは、名前だけを見るとPlusのほうが高性能に見えますが、ポータブル電源としての基本性能はほぼ同じです。
違いの中心は天面の使い方です。C800はケーブルなどを入れられる収納スペース、C800 Plusは充電式キャンプライト2個と最大100cmまで伸びるポールを天面に収納しています。
容量768Wh、AC定格出力1,200W、瞬間最大1,600W、最短58分のAC急速充電、出力ポート10個、ソーラー入力最大300W、アプリ対応などは共通です。
そのため、ライトをすでに持っている・天面を自由な収納に使いたいならC800、キャンプや停電時の照明まで本体と一緒に管理したいならC800 Plusという選び方が分かりやすいです。
C800とC800 Plusの違いを比較
| 比較項目 | Anker Solix C800 | Anker Solix C800 Plus |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 768Wh | 768Wh |
| AC出力 | 定格1,200W/瞬間最大1,600W | 定格1,200W/瞬間最大1,600W |
| AC満充電の最短時間 | 約58分 | 約58分 |
| ソーラー入力 | 最大300W | 最大300W |
| 出力ポート | 10ポート | 10ポート |
| アプリ | Bluetooth/Wi-Fi | Bluetooth/Wi-Fi |
| パススルー充電 | 対応・停電時20msで切替 | 対応・停電時20msで切替 |
| 拡張バッテリー | 非対応 | 非対応 |
| 天面 | 小物・ケーブル用収納スペース | キャンプライト2個+伸縮ポールを収納 |
| 付属キャンプライト | なし | 2個 |
| 本体サイズ | 約37.1×20.5×25.0cm | 約37.1×20.5×25.0cm |
| 重さ | 約10.5kg | 約10.9kg |
| カラー | ダークグレー | ダークグレー/ブラック |
| 発売月 | 2023年11月 | 2024年4月 |
| 公式掲載価格 (2026年9月9日確認) |
104,900円 | 109,900円 |
調査時点のAnker公式掲載価格では5,000円差ですが、価格・セール・在庫は変動します。Plusへ上げるかどうかは、5,000円という固定差を前提にせず、購入時の実際の差額とライトセットの必要性を一緒に確認してください。
最大の違い|C800は自由な収納、Plusはライト2個とポールを収納
2機種の最も実用的な差は、天面収納です。
C800は天面の蓋を開けると収納スペースになっており、AC充電ケーブルなど紛失しやすい小物をまとめて入れられます。
C800 Plusは同じ天面部分に、充電式キャンプライト2個と伸縮ポールを収納する設計です。付属ポールは最大100cmまで伸ばせるため、ライトを取り付けてスタンドライトとして使えます。
つまり、Plusは「電源性能を強化したモデル」というより、天面収納をアウトドア・防災用の照明システムに置き換えたモデルと考えると違いをつかみやすくなります。
- C800:収納を自分のケーブル・小物用に自由に使いたい
- C800 Plus:ライトとポールを本体と一緒に保管・持ち運びたい
C800 Plusのライトは「本体前面LED」と別物
「Plusだけライトがある」と考えると少し誤解があります。C800とC800 Plusの両方に、本体前面の大型LEDライトがあります。
C800 Plusで追加されるのは、天面から取り外して使えるキャンプライト2個です。
この付属ライトは、Anker公式でIP65の防塵・防水性能と、1回の満充電で最長130時間の使用が案内されています。ポールへ付けて広い範囲を照らしたり、必要な場所へ持ち出したりできるのが、前面LEDとの違いです。
また、ライトは本体に収納して充電できますが、本体の主電源がオンの場合に充電されるという条件があります。「収納しておけば常に自動で満充電になる」とは限らないため、キャンプや防災用途では使用前に残量を確認しておくと安心です。
注意|IP65なのは付属ライトで、C800 Plus本体ではない
C800 Plusの商品ページにはIP65の表記がありますが、購入時に誤解しやすいポイントです。
IP65として案内されているのは付属キャンプライトです。ポータブル電源本体を雨ざらしで使用できるという意味ではありません。
AnkerはC800/C800 Plus本体について、雨にさらしたり湿気の多い環境で使用したりしないよう注意しています。
屋外で本体の雨対策が必要な場合は、別売りのC1000/C800専用防塵・防水バッグが用意されています。Plusのライトが防水だからといって、電源本体まで同じ条件で扱わないようにしてください。
容量・出力・充電速度は同じ|Plusのほうが多く電気を使えるわけではない
ポータブル電源としての中心性能は共通です。C800 Plusにしても、使える電力量やAC出力が増えるわけではありません。
- バッテリー容量:768Wh
- AC定格出力:1,200W
- 瞬間最大出力:1,600W
- AC出力:5口
- USB-C:2口
- USB-A:2口
- シガーソケット:1口
- 合計10ポート
- AC入力:最大1,100W
- ソーラー入力:最大300W
- 車のシガーソケット入力:最大120W
- 最短満充電時間:約58分
最短58分は、20℃のテスト環境で専用アプリから超急速充電モードを設定した場合のAnker公称値です。通常モードは約90分と案内されており、外気温や使用環境でも変わります。
電源として何台の機器をつなげるか、どの程度の出力が必要かという判断では、C800とC800 Plusを分けて考える必要はほぼありません。
重量差は約400g|サイズは同じ
本体サイズはどちらも約37.1×20.5×25.0cmで同じですが、重量はC800が約10.5kg、C800 Plusが約10.9kgです。
Plusはライト2個とポールを組み込んでいるため、約400g重くなります。
10kgを超えるポータブル電源なので、400gだけで持ち運びやすさが大きく変わるとは言い切れません。ただ、キャンプ場まで頻繁に持ち歩く、車への積み下ろしが多いなど、少しでも荷物を軽くしたい場合はC800が候補になります。
反対に、別途ランタンやスタンドを持っていくなら、Plusではそれらを本体にまとめられるため、ポータブル電源単体の400g差だけでなく、キャンプ道具全体で何を持ち運ぶかまで考えると判断しやすくなります。
拡張バッテリーはどちらも非対応|BP1000は接続前提にしない
C800/C800 Plusを防災用として検討する場合、あとから容量を増やせるかも重要です。
2026年9月9日時点のAnker公式比較表では、C800とC800 Plusはいずれも拡張バッテリー「非対応」とされています。
そのため、「後からAnker Solix BP1000などを追加して容量を増やす」ことを前提に選ぶのは適切ではありません。
768Whより大きな容量が必要になる可能性が高い場合は、購入前から拡張バッテリー対応モデルや容量の大きいモデルも含めて比較してください。
停電対策・アプリ・バッテリー寿命も共通
キャンプライト以外の便利機能も、C800とC800 Plusで大きな差はありません。
両方ともBluetoothとWi-Fiに対応し、Ankerアプリから充電・給電状況の確認や入力速度の設定ができます。
また、パススルー充電に対応し、Anker公式比較表では停電時に20msで切り替わる仕様です。ただし、Ankerはデータサーバーや医療機器など、不具合時に人命・財産へ重大な影響が出る用途での使用を控えるよう案内しています。
バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池で、電池容量が初期容量の80%まで低下する目安として3,000回以上の充放電サイクル、電子部品約50,000時間という長寿命設計も共通です。
保証も両機種とも、Anker Japan公式の商品ページで18か月+会員登録後42か月、最大5年と案内されています。
2026年時点でも両方販売中|差額より「ライトを使うか」で決める
2026年9月9日時点では、Anker Japan公式オンラインストアでC800とC800 Plusの両方が現行の商品ページに掲載され、購入可能な状態を確認できます。
公式掲載価格はC800が104,900円、C800 Plusが109,900円で、調査時点では5,000円差です。
この差額で得られる主なものは、容量や出力の上積みではなく、収納・充電できるキャンプライト2個と最大100cmのポールです。
したがって、購入時の判断は次の順で行うと迷いにくくなります。
- 取り外せるライトをキャンプ・車中泊・防災で使うか
- 天面を自由な収納スペースとして使いたいか
- 購入時点の実際の価格差はいくらか
- 約400gの重量差を気にするか
容量や出力、急速充電、ポート数を比較し続けても答えは変わりにくいため、まずライトの必要性を決めるのが近道です。
結局C800とC800 Plusはどっちを選ぶ?
Anker Solix C800が向きやすい人
- キャンプライトやランタンをすでに持っている
- 天面収納をケーブルや自分の小物に使いたい
- ポータブル電源本体を少しでも軽くしたい
- ライトセットに差額を払う必要を感じない
Anker Solix C800 Plusが向きやすい人
- キャンプや車中泊で取り外せるライトを使いたい
- 停電時の照明をポータブル電源と一緒に保管したい
- ライトの充電忘れや保管場所の分散を減らしたい
- 最大100cmのポールを使ってスタンドライトとして活用したい
- 購入時の価格差に対してライト2個+ポールの価値を感じる
本体性能で選ぶならC800とC800 Plusはほぼ同じです。天面を自由な収納として使うならC800、収納式キャンプライト2個とポールを一体で持ち運びたいならC800 Plusを選ぶと違いを活かせます。
価格、在庫、保証、付属品、ファームウェア、対応アクセサリーなどは時期や販売元で変わるため、購入前にAnker公式の商品情報・保証条件・販売ページも確認してください。

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