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Deebot X1 OMNIとT10 OMNIの違い|それぞれの特徴と選び方

DEEBOT

ECOVACSから登場の多機能ロボット掃除機「X1 OMNI」と「T10 OMNI」。どちらも「掃除・モップ・ステーションでの清掃・乾燥・給排水」をほぼ全自動で行うという点は共通していますが、設計思想や実際の使い勝手にはわずかな違いがあります。

1. スペックを整理|X1 OMNI vs T10 OMNI 比較表

項目 X1 OMNI T10 OMNI
吸引力 5,000 Pa 5,000 Pa
モップ方式 OZMO Turbo 2.0 回転式
本体内蔵水タンク80 ml
OZMO Turbo 2.0 回転式
給水・洗浄はステーション側
障害物回避 AIVI 3.0・RGBカメラ AIVI 3.0・RGBカメラ
バッテリー容量 5,200 mAh 5,200 mAh
稼働時間(最大) 約138分(標準モード) 約195分(清掃のみ)
ステーション対応 ダスト収集・水洗・乾燥・給排水 ダスト収集・水洗・乾燥・給排水
音声操作 YIKO音声アシスト対応 YIKO音声アシスト対応
ナビゲーション TrueMapping 2.0/LiDAR+RGB TrueMapping 2.0/LiDAR+RGB

吸引力および障害物回避性能は両モデルで同等スペックですが、モップの給水方式や稼働時間の違いが運用面での差になります。
以降ではその違いをより丁寧に掘り下げていきます。

2. 吸引力とモップ性能の比較|床掃除の得意分野に違いあり

両モデルともに最大5,000Paの吸引力を搭載しており、カーペットや畳、フローリングなどでの細かなゴミやチリの吸い取りに対応しています。
ただし、モップに関しては運用設計が異なります。

  • X1 OMNIは本体内に水タンクを内蔵しており、短距離の部屋移動もステーションに戻らず連続モップが可能とされています。
  • T10 OMNIはモップへの給水をすべてステーションが担う構造のため、モップの洗浄と補給はエリアごとに一度帰還する必要があります。

これにより、短時間・複数部屋を連続で清掃するケースではX1 OMNIがスムーズである一方、1部屋を重点的に拭き掃除したい場合にはT10 OMNIが安定的に動作する傾向が見られます。
また、どちらもモップパッドは回転式で水拭き清掃に対応していますが、カーペットリフト機能(段差でモップが持ち上がる仕様)は非搭載です。そのため、カーペットへの水濡れを避けたい場合はアプリ上でゾーン指定を行う必要があります。

3. AIVI 3.0による障害物回避とナビゲーション性能

X1 OMNIとT10 OMNIはどちらも、AI映像認識技術「AIVI 3.0」とレーザーセンサー「TrueMapping 2.0」を搭載しています。
この機構により、靴下・電源コード・家具の脚・ペットの器具などを画像認識で自動的に回避する設計となっています。

公表されている情報によれば、X1 OMNIではRGBカメラとToFセンサーにより、暗所での物体認識精度の向上が図られているとのことです。ただし、T10 OMNIでも基本的な物体回避は同様の構造を採用しており、通常の家庭環境において大きな違いを感じる場面は限られると考えられます。

また、ナビゲーションは両モデルとも複数階のマッピングや3Dマップ機能に対応しており、部屋ごとに清掃・モップの有無を分ける指定もアプリ上で設定可能です。

4. ステーション機能とお手入れのしやすさ

X1 OMNIおよびT10 OMNIの最大の特徴といえるのが、オールインワン型ステーションの存在です。
このステーションには以下の機能が備わっています。

  • ダストボックスからの自動ゴミ収集
  • モップの自動洗浄と熱風乾燥
  • 給水・排水タンクを使ったモップ用水の循環

お手入れ頻度はおおむね以下の通りとされています(個人差あり)。

  • 紙パック交換:1〜2か月に1回(使用頻度による)
  • 給排水タンクの洗浄:1週間に1回の目安で内部を軽く水洗い
  • モップパッド:使用後の自動洗浄+月1で取り外してのすすぎ推奨

なお、X1 OMNIはステーション機能に加えて本体に水タンクを内蔵している点で、ステーションに戻らずモップを継続可能という特長があります。対してT10 OMNIはすべてステーション管理で一元化されているため、清掃品質を安定させやすいという利点があります。

5. アプリ機能と音声アシスタントの連携

X1 OMNIとT10 OMNIはどちらも「ECOVACS HOMEアプリ」に対応しており、以下の操作が可能です。

  • 部屋ごとの清掃指定/モップ有無切替
  • 仮想壁や進入禁止エリアの設定
  • 清掃履歴の確認と自動スケジュール設定

さらに、「YIKO音声アシスタント」により、ロボットに話しかけて掃除をスタートさせることもできます。
たとえば「キッチンを掃除して」と話しかけることで、アプリ操作なしでも自動的に該当エリアに向かい掃除を開始します。

一方で、アプリの設定項目が多いため、初回のマッピングやカスタマイズ設定にはやや時間がかかるという声もありました。
ただし、一度設定してしまえばルーチン化やウィジェットでの操作が可能になり、以降の手間は大きく削減できる仕様となっています。

6. ライフスタイル別に見るおすすめモデルの選び方

使用環境・ニーズ おすすめモデル 理由の一例
リビングが広くて
1回で全部を清掃したい
T10 OMNI バッテリー持ちが長めで、広い床面の清掃に向く
複数部屋を効率よく
短時間で清掃したい
X1 OMNI 内蔵水タンクがあり、連続モップが可能
ペットや子どもがいて
障害物が多い
X1 OMNI(やや有利) 暗所での物体認識精度にやや優れるという設計
初めての自動掃除機で
コスパも重視したい
T10 OMNI 実売価格がやや抑えられており導入しやすい

いずれのモデルも機能としては非常に充実しているため、日々の生活導線と掃除スタイルに合わせた選択が最適です。

7. まとめ|Deebot X1 OMNIとT10 OMNI、あなたに合うのは?

ECOVACSの「X1 OMNI」と「T10 OMNI」は、どちらも高度なナビゲーションとメンテナンス軽減設計が特長のロボット掃除機です。
モップ方式・バッテリー持続時間・水タンクの有無・価格帯など、わずかな違いにより最適な使用シーンが変わります。

モップの連続性・短時間効率を重視するならX1 OMNI、長時間運転や価格のバランスを重視するならT10 OMNIといった視点が選び方の一例です。
また、どちらのモデルも公式ストアや各種ECサイトで取り扱いがあり、セール時期などに応じて価格変動がありますので、購入タイミングもひとつの判断要素となります。

本記事が、自動掃除機選びの参考となれば幸いです。

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