ロボット掃除機のdeebot n7とdeebot n8を比較して、自分に最適な一台を選ぶポイントを詳しく紹介します。本記事では、吸引性能・マッピング技術・ゴミ処理・スマホ連携・コストを最新の仕様に沿って整理し、選び方のヒントをわかりやすく解説します。
① 基本スペックを一覧で比較
項目 | deebot n7 | deebot n8 / n8 Pro⁺ |
---|---|---|
最大吸引力 | 2300 Pa | n8:2300 Pa Pro⁺:2600 Pa |
マッピング | LDS + Smart Navi 3.0 | TrueMapping + dToF (Pro⁺は3D障害物回避付き) |
自動ゴミ収集 | × | Pro⁺:○ 最長約30日分 |
ダスト容積 | 420 ml | 同等 |
水タンク容量 | 240 ml | 240 ml |
動作時間 | 最大約110分 | 約100〜110分 |
アプリ機能 | マッピング・ゾーン清掃 | 複数マップ/禁⼊エリア/部屋指定 |
価格帯(国内実売) | 約35,000〜45,000円 | n8:約45,000〜60,000円 Pro⁺:約60,000〜80,000円 |
※価格とスペックは2025年7月時点の公開情報および販売実績を基にしています。
② 吸引力と清掃性能の違い
deebot n7は最大2300Paの強力な吸引力を持ち合わせており、フローリングの日常ゴミやペットの抜け毛まで幅広く対応できるレベルです。ネジなどの細かいゴミには、十分な吸引力として評価されています。
deebot n8 Pro⁺では吸引力が最大2600Paに向上し、特にラグやカーペットに絡んだゴミやペット毛の取り込みに有利です。カーペット接地時に吸引力を自動増強する機能もあり、カーペット中心の家庭でさらに高い性能を発揮します。これは公式資料にも確認されています。
③ マッピング & 障害物回避技術
n7はLDS方式の「Smart Navi 3.0」を搭載し、レーザーセンサーによる部屋全体のスキャンで効率的な動線を描きます(実際の仕様ではLDS+マッピング機能とされています)。
n8シリーズは「TrueMapping+dToF」により、従来の約4倍の精度・約2倍のスキャン範囲を持ち、部屋の構成をより詳細に把握します。加えて、Pro⁺にはTrueDetect 3Dでケーブルや小物も回避する精度が備わっていると公式で紹介されています。
④ 自動ゴミ収集機能の違い
deebot n7はゴミ収集ステーションに対応しておらず、清掃後は本体のダストボックスを手動でゴミ捨てする必要があります。定期的な手入れが必要ですが、その分価格は抑えられています。
一方でdeebot n8 Pro⁺は、専用の自動ゴミ収集ステーション(Auto-Empty Station)に対応しており、清掃終了後にダストボックスのゴミを自動吸引します。紙パック式の集塵袋に集められ、公式では最大約30日間分のゴミを収納可能とされています(利用頻度や環境により異なります)。
ゴミ捨ての手間を軽減したい方には、n8 Pro⁺のステーション対応は検討ポイントになります。
⑤ アプリ機能とスマート家電との連携
両モデルとも「ECOVACS HOME」アプリに対応しており、スマートフォンから操作・スケジュール設定・マップの確認が可能です。
機能 | deebot n7 | deebot n8 / Pro⁺ |
---|---|---|
基本マップ作成 | 〇 | 〇(精度向上) |
部屋分割・名前設定 | △(簡易) | 〇(詳細指定可) |
複数マップ保存 | 非対応 | 〇(最大2〜3マップ) |
禁止エリア指定 | 〇(範囲指定) | 〇(より詳細に指定可) |
音声アシスタント連携 | △(一部対応) | 〇(Google Home / Alexa) |
スマートスピーカーや複数階での使用を想定している方には、n8シリーズの拡張性が適していると考えられます。
⑥ それぞれの選び方とおすすめユーザー
deebot n7が向いている方
- 初めてロボット掃除機を導入したい
- 価格を重視しつつ、基本的な清掃機能を求めている
- 手動でのゴミ捨てに抵抗がない
deebot n8 / Pro⁺が向いている方
- ペットの毛やカーペットなど細かなゴミへの対応力を重視
- 複数部屋やフロアのマップを使い分けたい
- 掃除後のゴミ捨てを自動化したい
- 音声操作などスマート家電との連携を活用したい
⑦ よくある質問(FAQ)
- Q:deebot n7に自動ゴミ収集ステーションを後付けできますか?
A:2025年7月時点では、n7はAuto-Empty Stationに対応していません。自動収集を希望する場合は、n8⁺またはn8 Pro⁺などステーション対応モデルが必要です。 - Q:どちらのモデルも水拭き機能は搭載されていますか?
A:はい、両モデルともモップ機能付きで、水タンク容量は240mlです。フローリングの拭き掃除にも対応しています。 - Q:アプリの違いは操作感に影響しますか?
A:複数マップ保存や詳細な部屋ごとの清掃指定など、高度な設定を活用したい方にはn8シリーズの方が便利です。
まとめ:deebot n7とn8はどう選ぶ?
いずれのモデルもECOVACSのロボット掃除機として信頼性の高い製品ですが、ライフスタイルや家庭環境に応じて選ぶことが大切です。
- 価格を重視しつつ、必要十分な機能を備えたn7
- 高機能かつメンテナンス性を高めたい方向けのn8 Pro⁺
それぞれの違いを正しく理解し、自分にとって最適なモデルを見つけていただければ幸いです。購入前には、公式サイトや販売ページで仕様や対応アクセサリーをご確認ください。
※本記事は公式情報および信頼性の高い製品仕様データを基に2025年7月時点で作成されています。
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