「バリカン40mmはどれくらい?」と気になったとき、知りたいのは4cm仕上がりの見た目と、前髪・トップ・サイドでの違い、そして40mmに対応するアタッチメントや機種です。この記事では、だれでもわかる言葉で、長さの目安・使い方・対応アタッチメントの選び方をまとめました。数字はあくまで目安で、髪質や生え方で見え方は変わります。
結論|40mm(約4cm)の見た目ざっくり目安
- 前髪:眉〜まつ毛の間くらいに収まりやすい。毛量が多い・くせが強いとやや短く見え、細い髪はやや長く見えやすい。
- トップ:自然な丸みが出しやすく、分け目を作ったり、前に流したりのライトなセットがしやすい。
- サイド:耳に軽く触れる〜耳は出る程度。校則・ビジネスでも自然に見えやすい。
ポイントは、最初は長め(40mm)から当てて、少しずつ短い長さに微調整すること。いきなり短くしないのが失敗しにくいコツです。
40mmガードの基礎知識(mm→cm・“ロングガード”の位置づけ)
mm→cm早見
mm | cm | ざっくり見た目の目安 |
---|---|---|
30mm | 3.0cm | 軽く丸み。短め〜普通。 |
35mm | 3.5cm | 自然。厚みも少し残る。 |
38mm | 3.8cm | ロングガードの代表的長さ。 |
40mm | 4.0cm | 「伸ばし中」を整えるのに向く長め。 |
バリカンの「mm」はカット後に残る髪の長さの目安です。頭の丸みや押さえつけ具合で仕上がりは前後します。
“ロングガード(長尺アタッチメント)”としての40mm
多くの一般的な家庭用クリッパーは最長が約23mmの例があり、40mmは「長めに整える」ためのロングガードという位置づけです(例:Philips HC3530/15 の仕様は0.5〜23mm)。
部位別の目安と整え方|前髪・トップ・サイド
前髪:自然におろすなら40mmスタート
- 仕上がり目安:眉〜まつ毛の間に収まりやすい。
- 手順:ドライで自然におろした状態で40mm→必要なら35mm→30mmと段階調整。
- コツ:最後にすきバサミで重さを少しだけ取る。やり過ぎるとスカスカに見えるので注意。
トップ:丸みを残して扱いやすく
- 仕上がり目安:ボリュームが出しやすい自然な丸み。分け目や前流しがしやすい。
- 手順:放射状に同じ方向へ2往復→最後に毛流れ方向へ一往復で整える。
- コツ:つむじ周りは寝かせて軽く当てると急な段差が出にくい。
サイド:耳まわりをスッキリ、でも長さはキープ
- 仕上がり目安:耳に軽く触れる〜耳が出るくらいで自然。
- 手順:下→上へ当てて量を取り、仕上げに毛流れ方向へ一往復で表面をならす。
- コツ:もみあげは一段短いガードでなじませると境目が自然。
くせ毛・多毛は40mmで重さを残すと広がりにくく、細毛・少毛は40mmでも軽く見えやすいことがあります。最初は必ず長めから試すと安心です。
40mmに対応するアタッチメントと機種の例
パナソニックの「スライドアタッチメント(20/30/40mm)」
パナソニックには20/30/40mmのスライドコーム(例:WER5209X7448/ER-CA35系)が流通しています。対応機種は型番で必ず確認しましょう。
また、国内外の通販では「20〜40mm」対応のパナソニック用スライドアタッチメントとして販売されている交換部品も見つかります(ER-GF80対応と記載の例など)。適合は販売ページの対応表で要確認です。
一般的な最長の一例:0.5〜23mm(Philips 3000シリーズなど)
たとえばPhilips HC3530/15は0.5〜23mmが仕様。40mmを使いたい場合は別途ロングガードを検討する流れになります。
代替策:38mm(#12)や超ロングの汎用ガード
- Wahl系 #12 = 1.5inch ≒ 38mmのXLガードが入手可能(適合はクリッパーごとに異なる)。
- 海外では32〜76mm級までの超ロング汎用ガードセットも流通。国内入手性や適合は商品ごとに要確認。
メーカー/種別 | 最長の例 | 備考 |
---|---|---|
Panasonic 純正スライド | 40mm(20/30/40mm) | 型番WER5209X7448等。機種適合を要確認。 |
Philips HC3530/15 | 23mm | 0.5〜23mm(連続2mm刻み)。 |
Wahl用ガード(#12) | 38mm | XLガード。適合要確認。 |
汎用ロングガード | 〜76mm | セット商品あり。適合・品質は商品ごと。 |
重要:ロングガードは装着互換が最優先です。同じメーカーでもシリーズが違うと合わない場合があります。販売ページの対応機種一覧とお手元のモデル番号(本体や取説に記載)を必ず照合してください。
選び方チェックリスト|あなたに合う長さ・道具を決める
- 目的:伸ばし中の整え/校則・ビジネスで自然に/キッズをやさしく整える。
- 髪質:くせ・多毛→40mmで重さを残しつつ、耳まわりだけ短めで膨らみ対策。細毛→40mmでも軽く見えやすいのでブレンド(段差ならし)を丁寧に。
- 対応可否:本体が20〜40mmのスライドコームや長尺ガードに対応するか、型番で確認。
- 微調整幅:スライド式(連続可変)か、段階式(固定長のガード)かを選ぶ。
- 安全性・静音性:子ども向けは静かで引っかかりにくい刃・コームが安心。
失敗しにくい使い方(基本フロー)
- 最長から始める:まず40mm→必要に応じて35mm→30mmと少しずつ。
- 当て方:毛流れと逆方向に均一に当て、仕上げは毛流れ方向に一往復で表面を整える。
- 境目の処理:もみあげ・耳上・後頭部は一段短いガードでブレンドして段差を消す。
- 微調整:最後にすきバサミで重さを軽く取る(やり過ぎ注意)。
- 片付け:コーム・刃を外して毛を払い、取説に沿ってお手入れ。
よくある質問(FAQ)
Q. バリカン40mmはどれくらい自然に見えますか?
A. 4cm残しは落ち着いた印象になりやすく、校則・ビジネスでも浮きにくい長さです。髪質・量・生え方で見え方は変わるため、まず40mmで当ててから微調整するのがおすすめです。
Q. 40mm対応のアタッチメントが見つかりません。
A. メーカー純正の20/30/40mmスライドコーム(例:パナソニック WER5209X7448 など)や、38mm(#12)クラスのロングガード、海外の超ロング汎用ガードセットが選択肢です。必ず本体の適合を確認してください。
Q. 23mmまでの機種でもロングガードは使えますか?
A. 使える場合と使えない場合があります。装着方式・刃幅・ツメ形状が合わないと装着できません。販売ページの対応表やメーカー資料を必ず確認しましょう(例:Philips HC3530/15は0.5〜23mm仕様)。
まとめ|40mm=約4cm。長めに自然、まずは長いほうから
- 40mmは約4cm。前髪は眉〜まつ毛の間、トップは丸み、サイドは耳に軽く触れるくらいが目安。
- まず40mmで安全側に整え、必要に応じて35mm→30mmと微調整。
- ロングガードは適合確認が最重要。パナソニックの20/30/40mmスライド、Wahl #12(38mm)、汎用ロングガードなどを検討。
※本記事はメーカー公開の仕様や販売ページを参照し、数字は目安として記載しています。製品仕様は予告なく変わる場合があります。最新の対応状況は各販売ページ・メーカーの公式情報をご確認ください。
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