「ドライヤーの8割はどのくらいなのか、いまいちイメージできない…」
そんなモヤモヤを感じて、このページにたどり着いた方も多いと思います。
ドライヤーで髪を乾かすときに「8割くらいまで乾かしてから仕上げをすると良い」と聞くことはありますが、
実際にどの状態が「8割」なのか、何分くらいを目安にすれば良いのかは、人によって感覚がバラバラになりがちです。
このページでは、「ドライヤーの8割はどのくらい？」という素朴な疑問に、できるだけわかりやすくお答えしていきます。
髪の乾き具合のイメージだけでなく、髪をできるだけ傷めにくい乾かし方や、長さや髪質ごとの時間の目安もあわせてまとめました。
毎日のドライヤー時間を少しでもラクに、そして心地よくするヒントとして参考にしてみてください。
ドライヤーの8割はどのくらい？乾き具合のイメージをまずつかもう
まずは、「ドライヤーの8割はどのくらいか」という、肝心な乾き具合のイメージをはっきりさせておきましょう。
ここでは見た目と手触りを使って、誰でも判断しやすい目安をお伝えします。
見た目と手触りでわかる「8割乾き」の状態
ドライヤーの8割乾きとは、「表面はほぼ乾いているけれど、内側や毛先に少しだけしっとり感が残っている状態」をイメージするとわかりやすいです。
具体的には、次のようなポイントが目安になります。
- 髪の表面を見たとき、水滴は残っていない。
- 手ぐしを通すとスッと通るが、完全にサラサラではなく、少しだけしっとり感がある。
- 髪を束ねてみると、内側がほんのりひんやりしている程度。
完全にカラカラになる前に、ほんの少しだけ水分が残っているイメージです。
この「少し残っている」という感覚が、最初はつかみにくいかもしれませんが、何度か意識していると自分なりの「8割」の感覚がつかめてきます。
根元・中間・毛先で「8割」の感じ方は少し違う
同じ「8割乾き」でも、根元・中間・毛先では状態が少しずつ違って感じられることがあります。
ざっくりとした目安は次のとおりです。
| 部分 | 8割乾きのイメージ |
|---|---|
| 根元 | 見た目は乾いている。 指で触るとほんのりあたたかく、ベタつきはほぼない。 |
| 中間 | 手ぐしを通すと引っかかりが少なく、軽くまとまっている。 触ると少しふんわりしている。 |
| 毛先 | 水滴はないが、わずかにしっとり感が残っている。 まだ完全なサラサラではない。 |
とくに毛先は、根元よりも乾きやすく、熱の影響も受けやすい部分です。
毛先だけパサつきやすい人は、毛先の「8割」を意識して、乾かしすぎないようにすると、仕上がりの印象が変わってくることがあります。
「8割まで」でとめると髪を傷めにくいと言われる理由
ドライヤーで完全に乾ききるまで温風を当て続けると、必要以上に水分が飛び、髪がパサつきやすくなるおそれがあるとされています。
そこで、ある程度乾いたところで温風をやめ、残りは弱風や冷風で整える方法がよく紹介されています。
温風の時間を少し短くすることで、髪の乾きと、熱による負担のバランスを取りやすいと考えられます。
もちろん、髪質や好み、使っているドライヤーによって最適な乾かし方は変わりますが、
「ドライヤーの8割はどのくらいかな？」と意識するだけでも、仕上がりは少しずつ変わっていきます。
髪を傷めにくいドライヤーの基本ステップ
ここからは、髪をできるだけ傷めにくく、8割まで上手に乾かすための基本ステップを順番に見ていきます。
特別な道具がなくても、今日から取り入れやすい内容をまとめています。
ステップ1：タオルドライで水分をしっかり取る
ドライヤーの前に、タオルドライでしっかり水分を取ることが大切です。
タオルドライが十分にできていると、ドライヤーの時間を短くしやすくなります。
- ゴシゴシこすらず、タオルで髪をはさんで軽く押さえる。
- 毛先はタオルで包み込むようにして、水分を吸い取る。
- 地肌もタオルでポンポンと押さえ、根元の水分を取る。
タオルがびしょびしょになるくらいまで水分を取っておくと、
「ドライヤーの8割はどのくらい？」と考えたときにも、短い時間でその状態まで持っていきやすくなります。
ステップ2：ドライヤーの風量・温度を整える
ドライヤーを使うときは、はじめは風量を「強め」にして、温度は通常の温風に設定することが多いです。
ただし、地肌が敏感な方や、熱が気になる方は、温度を少し下げたり、熱く感じたらこまめにドライヤーを離したりして調整しましょう。
- ドライヤーは、髪からおおよそ10cm以上離して使う。
- 同じ場所に風を当て続けないように、左右に振りながら乾かす。
- 熱が気になるときは、途中で冷風に切り替えて頭皮をクールダウンする。
距離と風の当て方を意識するだけでも、過度な熱による負担を減らすことにつながります。
ステップ3：根元から中間、最後に毛先の順で8割まで乾かす
「ドライヤーの8割はどのくらいまでか」を意識しながら乾かすには、
根元 → 中間 → 毛先という順番で風を当てていくのがおすすめです。
- まずは、頭皮に近い根元から乾かす。
髪を持ち上げるようにして、根元に風が入るようにする。 - 次に、中間部分を乾かす。
毛束を軽く広げながら、風を通すイメージで。 - 最後に毛先を乾かす。
毛先は乾きやすくデリケートなので、温風を近づけすぎないようにする。
この順番で乾かしていくと、全体が効率よく8割の状態に近づきやすくなります。
毛先から先に乾かそうとすると、毛先だけ乾きすぎてパサつきやすくなるため、根元から順番に乾かす流れを意識してみてください。
ステップ4：8割以降は弱風・冷風で整える
髪全体が「そろそろドライヤーの8割かな」と感じたら、
風量を弱めたり、冷風に切り替えたりして、仕上げに入ります。
- 全体の形を整えながら、弱風や冷風を当てる。
- 前髪や顔まわりは、向きや流れを意識して乾かす。
- 最後に冷風を全体に当てることで、スタイルがまとまりやすくなる場合がある。
完全に乾かしきるかどうかは、髪質や好みにもよります。
ただ、温風だけで仕上げまで行わず、8割以降は弱風・冷風をうまく使うことで、パサつきが気になりにくいと感じる方もいます。
髪の長さ・髪質別「8割まで」の時間の目安
「ドライヤーの8割はどのくらいの時間かかるのか」も、気になるところですよね。
実際の時間は、髪の長さ・毛量・ドライヤーの風量・タオルドライの状態などで大きく変わるため、ここではあくまで一つの目安として考えてください。
ショート・ボブの場合の時間のイメージ
ショートヘアやボブスタイルは、髪の量や厚みにもよりますが、
タオルドライがしっかりできていれば、8割乾きまで比較的短時間でたどり着きやすいと言えます。
- タオルドライを丁寧に行った場合、数分程度で8割に近づくこともある。
- 毛量が多い人は、根元に風が行き渡るように髪を持ち上げながら乾かす。
- トップや後頭部など、自分では見えにくい部分も意識して風を当てる。
時間だけでなく、「根元がふんわりしていて、内側に少しひんやり感が残るくらい」という感覚を目安にするのがおすすめです。
ミディアム・ロングヘアの場合の時間のイメージ
ミディアム～ロングヘアになるほど、「ドライヤーの8割はどのくらい？」という時間の感覚は人によって大きく違ってきます。
それでも共通して意識したいポイントは次のとおりです。
- タオルドライで、できるだけ水分を取ってからドライヤーを始める。
- 髪をいくつかのブロックに分けて、順番に乾かす。
- 根元 → 中間 → 毛先の順で、全体が8割に近づいたら弱風・冷風に切り替える。
ロングヘアの方は、「時間」よりも「乾き具合」を優先して判断するほうが、自分の髪に合った加減を見つけやすくなります。
髪質によっても乾きやすさは違う
同じ長さでも、髪質によって「ドライヤーの8割はどのくらいか」は変わってきます。
たとえば、次のような違いがあります。
- 太くてしっかりした髪：水分を含みやすく、乾くまで少し時間がかかることがある。
- 細くてやわらかい髪：熱の影響を受けやすいため、長時間の温風は避けたいところ。
- くせ毛・うねりのある髪：乾かし方によって仕上がりの印象が変わりやすい。
このように、「○分で8割」と言い切ることはむずかしいため、
時間はあくまで目安にとどめて、見た目と手触りで判断することを意識してみてください。
時間だけでなく「チェックポイント」を決めておく
ドライヤーの8割をつかみやすくするために、自分なりのチェックポイントを決めておく方法もあります。
- 根元を指でさわって、冷たさをあまり感じなくなったら8割。
- 毛先を触って、水滴やべったり感がなくなったら8割。
- 髪全体を振ってみて、重たさが減ってきたら8割。
こうしたチェックをしながら「ドライヤーの8割はどのくらいか」を繰り返し意識していると、
だんだんと感覚がつかめてきて、自分の髪に合った乾かし方が見えてきやすくなります。
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ドライヤーの8割と自然乾燥のバランスをどう考える？
「ドライヤーで8割くらいまで乾かして、あとは自然乾燥でもいいのかな？」と迷う方もいると思います。
ここでは、自然乾燥との付き合い方の一例をご紹介します。
濡れたまま放置・半乾きで寝るときの注意点
髪や頭皮が濡れたままの状態で長時間過ごすと、
髪同士がこすれやすくなったり、枕との摩擦が増えたりして、ダメージにつながりやすいと言われることがあります。
- 半乾きのまま寝ると、寝ているあいだに髪がこすれて絡まりやすい。
- 頭皮が長時間濡れたままだと、冷えてしまうことがある。
こうした理由から、寝る前はできるだけ、
「ドライヤーの8割はどのくらいか」を目安にしつつ、できる限り乾かしておくことがすすめられることが多いです。
ドライヤー＋自然乾燥を組み合わせる考え方
とはいえ、毎回すべてを完全に乾かすのが難しい日もあります。
そういったときは、次のように考える方法もあります。
- 根元はしっかり乾かし、毛先は8割程度でとめておく。
- 日中であれば、8割まで乾かしてから自然乾燥で仕上げる。
- 湿度や気温が高い日は、いつもよりしっかりめに乾かす。
とくに根元は、頭皮に近い部分であることから、乾き具合を意識しておきたいところです。
「ドライヤーの8割はどのくらいか」をイメージしながら、状況に合わせて自然乾燥とのバランスを取っていくとよいでしょう。
季節や環境によっても乾かし方を変える
夏と冬、雨の日と乾燥した日など、季節や環境によっても髪の乾き方は変わります。
次のようなポイントを目安にしてみてください。
- 冬や気温が低い日は、頭や体が冷えないように、いつもよりしっかり乾かす。
- 湿度が高い日は、髪が広がりやすいので、仕上げに冷風を使うなど工夫する。
- 暑い日は、ドライヤーの温度を下げたり、休みながら乾かしたりする。
このように、「ドライヤーの8割はどのくらいか」という感覚を持ちながら、季節やその日のコンディションに合わせて加減を変えていくことが大切です。
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髪を守るために意識したいドライヤーのポイント
ここまで「ドライヤーの8割はどのくらいか」を中心にお話してきましたが、
合わせて意識しておきたい、髪を守るためのポイントも整理しておきます。
ドライヤーの距離・角度・動かし方を意識する
ドライヤーは、髪からある程度離して、同じ場所に当て続けないことが大切です。
- 髪から10cm以上離し、風を当てる。
- ドライヤーを左右に振りながら、広い範囲に風を行き渡らせる。
- 地肌に近い部分ばかりに風があたらないように、ときどき位置を変える。
このように使うことで、一部分だけが熱くなりすぎることを防ぎやすくなります。
風量と時間のバランスを考える
風量が強いドライヤーは、短い時間で「ドライヤーの8割はどのくらいか」という状態まで持っていきやすいです。
一方で、風量が弱いドライヤーは、ゆっくりじっくり乾かしたいときに向いていることもあります。
どちらが良い・悪いというより、自分の髪の量・長さ・ライフスタイルに合うかどうかを重視して選ぶのがおすすめです。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルの使い方
ドライヤー前に、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを少量なじませることで、手触りが変わると感じる方もいます。
ただし、つけすぎるとベタつきやすくなるため、「少しずつ様子を見る」ことが大切です。
- タオルドライ後、毛先を中心に少量なじませる。
- 根元近くにはあまりつけすぎないようにする。
- 手に残った分を軽く中間部分になじませる程度にとどめる。
こうしたアイテムの使用は好みも大きいため、
無理に取り入れる必要はなく、自分に合うかどうかを試しながら決めていくとよいでしょう。
ドライヤーの8割に関するよくある質問
最後に、「ドライヤーの8割はどのくらい？」というテーマでよく出てくる疑問を、いくつかQ&A形式でまとめます。
Q1. ドライヤーの8割は何分くらいですか？
一概に「何分」と言い切ることは難しいです。
髪の長さ・毛量・髪質・ドライヤーの風量・タオルドライの状態など、多くの要素で変わるからです。
そのため、時間だけではなく、「表面が乾いていて、内側が少ししっとりしているか」という状態を目安に判断することをおすすめします。
Q2. 8割ではなく、完全に乾かした方がよいですか？
完全に乾かした方がまとまりやすく感じる方もいれば、8割くらいでやめて少しだけしっとり感を残す方が好きな方もいます。
どちらが正解というより、髪質や仕上がりの好みによって合うやり方が変わると考えるとよいでしょう。
ただし、寝る前や寒い日などは、
頭や体が冷えないように、いつもよりしっかり乾かしておく方法もあります。
Q3. 子どもの髪も「8割乾き」を意識したほうがよいですか？
お子さんの髪は細くやわらかいことが多いため、
長時間の温風が気になる場合は、短めの時間で8割まで乾かし、あとは弱風や冷風を活用するという考え方もあります。
ただし、個人差が大きいので、お子さんの様子を見ながら無理のない範囲で調整してください。
Q4. 朝の支度のときも「ドライヤーの8割」を意識したほうがよいですか？
朝は時間が限られていることも多く、
すぐにスタイリングに入りたい場合もありますよね。
その場合でも、根元を中心にしっかり乾かしてからスタイリングすると、ヘアスタイルが崩れにくいと感じる方もいます。
忙しい朝ほど、タオルドライをていねいにしておくと、ドライヤー時間を短くしやすいので、ぜひ意識してみてください。
まとめ｜「ドライヤーの8割」を意識して、毎日のヘアドライを心地よく
ここまで、「ドライヤーの8割はどのくらい？」という疑問を軸に、髪を傷めにくい乾かし方や時間の目安についてお伝えしてきました。
- ドライヤーの8割乾きとは、表面はほぼ乾いていて、内側や毛先に少しだけしっとり感が残る状態のイメージ。
- 根元 → 中間 → 毛先の順で乾かし、8割以降は弱風・冷風で整える方法がよく用いられている。
- 時間の目安は人によって大きく変わるため、見た目と手触りで判断することが大切。
- 季節や髪質、生活リズムによって、「自分に合った8割」の加減を少しずつ見つけていくことが大事。
毎日のドライヤーは、ちょっとした工夫で負担を減らしやすくなると言われています。
「ドライヤーの8割はどのくらいか」を意識して、
今日から少しだけ乾かし方を見直してみるのも、一つの選択肢です。
なお、本記事の内容は、一般的に広く紹介されている乾かし方や考え方をもとに、できるだけわかりやすく整理したものです。
髪質や体調、生活環境には個人差がありますので、すべての方に当てはまるとは限りません。
あくまで一つの考え方としてとらえていただき、実際に試す際は、ご自身の髪や体調の様子を見ながら、無理のない範囲で判断してください。
気になる点がある場合や、専門的なケアが必要な場合は、美容室などで直接相談してみることも検討してみてください。
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