「ヘアアイロンはストレートとカールどっちを買えばいいの?」という迷いはとても自然です。
まっすぐにしたい日もあれば、ふんわり巻きたい日もありますし、髪質や長さによっては「どちらもできるほうが安心」と感じることもあります。
この記事では、2025年時点で確認できる一般的な情報をもとに、髪質・長さ・なりたい仕上がりでどう選べば失敗しにくいかをやさしく整理します。
ストレート・カールどちらかを否定するのではなく、どちらにも良さがある前提でまとめています。
温度・素材については多くの美容家電メーカーや家電量販店で紹介されている目安に合わせた表現にしています。
1.【先に結論】「毎日どうしたいか」で決めると迷わない
ヘアアイロンストレートとカールどっちにするかは、最初に「毎日まっすぐにしたい人」なのか「週に何回か巻きたい人」なのかで分けると決めやすいです。
・ほぼ毎日うねりや広がりをおさえたい人 → ストレートアイロン優先。
・週3回以上巻き髪・外ハネ・韓国風にしたい人 → カール(コテ)優先。
・どっちもしたい/1本だけで済ませたい → 2WAYタイプを検討。
ただし、くせ毛が強い人・湿気で広がりやすい人は、最初にストレートで土台を整えておいたほうがスタイルが長持ちしやすいです。
2.【基本】ストレートとカールの役割のちがい
ここで一度、ヘアアイロンの役割を整理しておきます。
2-1. ストレートアイロンの役割
・髪のうねり・ふくらみをおさえやすいです。
・前髪や顔まわりなど細かい部分を整えやすいです。
・プレートを軽くひねると内巻き・外ハネもできます(少し練習は必要です)。
・プレート幅を選べばショート~ロングまで対応しやすいです。
2-2. カールアイロン(コテ)の役割
・32mm前後だと今っぽいゆる巻きがつくりやすいです。
・26mmだとボブやミディアムの外ハネ・くびれがつくりやすいです。
・トップにボリュームを出したいときも巻きやすいです。
・一度に巻ける毛束はストレートより少ないので、慣れないうちは時間がかかることがあります。
2-3. 2WAYアイロンの考え方
最近は1台でストレートとカールを切り替えられる2WAYタイプも多いです。
「今日はまっすぐ」「明日は巻き髪」という人、旅行や仕事先に1本だけ持っていきたい人にはとても便利です。
一方で、カールのつきやすさやストレートの伸び具合は、専用機と比べるとややおだやかになることがあります。毎日どちらか一方をしっかりやりたい人は、ストレート専用・コテ専用も候補に入れておくと安心です。
3.【髪質別】ヘアアイロンストレートとカールどっちが扱いやすい?
同じアイロンでも、髪質によって「使いやすさ」「仕上がりのもち」はかなり変わります。ここは検索してくる人が一番知りたいところだと思われます。
3-1. くせ毛・うねりが強い人
根元から毛先にかけてうねる人、梅雨時期に全体がふくらむ人は、まずはストレートアイロンで土台をなめらかにするほうがスタイルがきれいに仕上がります。
温度は140~160℃くらいから試すと安心です。
一か所に長く当てすぎると乾燥しやすくなるため、すべらせるように動かすのがポイントです。
くせがとても強い場合でも、毎回180℃以上を長時間あてるのは避けたほうがよいとされています。
3-2. やわらかい・細い・猫っ毛の人
細い髪は高温で巻きすぎると形がくっきりしすぎたり、ダメージが目立ったりしやすいです。
低い温度からしっかり温まるアイロン、セラミックやチタンなどすべりのよいプレートを選ぶと、やさしく仕上げやすくなります。
ストレートだけでなく、カールも低めの温度から試すと扱いやすいです。
3-3. 多毛・量が多い人
量が多い人は、一度に挟める幅が広いストレートアイロン、または32mm以上のカールを選ぶと時短になります。
何度も同じところを通すと熱がたまりやすいので、1回で形がつきやすい機種を選ぶのがポイントです。
3-4. ダメージが気になる人
カラーやパーマをしている髪、乾燥しやすい髪には、温度を細かく調整できるかどうかを重視して選ぶと安心です。
最近は摩擦をおさえるコーティングをしたプレートや、温度が上がりすぎないように制御するモデルも増えています。
「高温で一気に仕上げる」より「低~中温でこまめに仕上げる」ほうが負担をおさえやすいです。
4.【長さ別】ショート・ボブ・ミディアム・ロングでどっち?
髪の長さでも向き・不向きが少し変わります。
| 長さ | おすすめしやすいアイロン | ポイント |
|---|---|---|
| ショート・ボブ | 細めストレート(15~20mm) | 前髪・耳まわりを細かく整えられる。外ハネもストレートでOK。 |
| ミディアム | ストレート or 26~32mmカール | 内巻きも外ハネも多い長さ。ゆるく巻きたい人はコテが楽。 |
| ロング | 32~38mmカール+ストレート | 全体を巻くならコテがスムーズ。表面のうねりだけの日はストレートが便利。 |
特にボブ~ミディアムは「ストレート1本で外ハネ」「今日はしっかり巻くからコテ」という日替わりパターンが多いので、2WAYを選ぶ人も多いです。
5.【なりたいスタイル別】どっちを選ぶ?
5-1. ツヤのあるナチュラルストレートにしたい
ストレートアイロンを基本に選ぶと分かりやすいです。
140~160℃くらいでゆっくりすべらせるとツヤが出やすいです。
クセが強い部分だけ少し温度を上げる、というように部分で調整するときれいに仕上がります。
5-2. 内巻きボブ・ワンカールを毎日したい
ストレートアイロンでも十分できます。
毛先だけくるっと内側に入れると、ナチュラルで学校・オフィスでも使いやすいスタイルになります。
丸みをもっときれいに出したい人・写真や動画に残す人はカールアイロンを1本持っておくとさらに楽です。
5-3. 韓国風くびれ・ヨシンモリ・落ち感のある巻き
32mm前後のカールアイロンが一番作りやすいです。
ロングでもたつきやすい人は38mmも候補になります。
トップを巻いてから毛先を巻くと、今っぽい立体感が出しやすくなります。
5-4. メンズ・学生でさりげなく整えたい
前髪や横のふくらみをおさえるだけなら、細いストレートアイロンが便利です。
強いカールをつけるより、軽く通して形を整えるくらいのほうが自然で、校則や仕事でも使いやすいです。
6.【1本だけ買うとき】チェックしておきたい5つのポイント
1本目で失敗しにくいように、チェックリストをまとめます。
- ① 毎朝クセをのばしたい → ストレート寄りを選ぶ
- ② 週に何回か巻きたい → カール寄りを選ぶ
- ③ どっちもしたい・旅行に1本だけ持って行きたい → 2WAYを選ぶ
- ④ 髪が細い・傷みが気になる → 100~180℃くらいで細かく温度調節できるか見る
- ⑤ 忙しい → 立ち上がり時間が短いもの(30秒前後で使えるもの)を選ぶ
最近は、プレートの摩擦をおさえる加工や、温度を自動で安定させる機能を持ったモデルも増えています。
こうしたタイプを選ぶと、毎日のスタイリングでも髪への負担をおさえやすくなります。
7.【スペックを見るときの注意点】
7-1. 温度設定
健康な髪なら160~180℃前後でスタイリングしやすいとされていますが、毎日高温を当てると乾燥しやすくなることがあります。
最初は低めの温度から試して、仕上がりを見ながら少しずつ上げていくと安全です。
7-2. プレート素材
セラミックは熱が均一に伝わりやすく、チタンはすべりがよくて絡みにくいと紹介されることが多いです。
どちらが絶対に良いというより、自分の髪がひっかからずスムーズにすべるかで選ぶと使いやすいです。
7-3. 幅・太さ
前髪やショートが多いなら15~20mmくらいの細めが便利です。
肩より長いなら25mm前後、ロングでしっかり巻きたいなら32mm以上が目安になります。
8. まとめ|「ヘアアイロンストレートとカールどっち?」は目的で決めてOK
今回は「ヘアアイロンストレートとカールどっち?」という疑問を、髪質・長さ・なりたいスタイルの3つの視点で整理しました。
・くせ毛をおさえたい人 → ストレート優先。
・ゆる巻き・韓国風が多い人 → カール優先。
・どっちもしたい/まだ好みが決まっていない → 2WAY。
どちらかが悪いのではなく、自分の髪と毎日のスタイリング時間に合っているかどうかが一番のポイントです。
迷ったら、まずはストレートで「整える」ことができる1本を持っておき、あとからコテを足す方法でも問題ありません。
なお、ここで紹介した温度や太さは2025年11月時点で確認できた一般的な目安です。販売店・メーカーによって仕様が変わることがありますので、購入前に最新情報をご確認ください。

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