ロボット掃除機の中でも高い人気を誇る「ルンバ i3」と「ルンバ i7」。どこが違うのか、どんな方に合っているのか、正確な情報を基にわかりやすく解説します。選ぶ際に迷わないポイントを押さえておきましょう。
ルンバi3とi7の共通点をまず確認しよう
まず、両モデルに共通する基本性能を整理しておきます。
- 吸引力:従来の600シリーズに比べておおよそ10倍の吸引力(メーカー公式より)
- 規則正しい走行:無駄なく部屋を直線的に移動して清掃
- 自動充電&再開:清掃途中でバッテリー残量が減っても自動で充電ステーションへ戻り、充電後は中断箇所から再開
- 自動ゴミ収集対応:「+」モデルならClean Baseでゴミ捨ての手間を軽減
どちらも日常的な掃除をサポートする基本性能は十分に備えています。
ナビゲーションとマッピングの違いを詳しく比較
両モデルの最も大きな違いはマッピング性能です。
ルンバ i3は床センサーで現在位置を把握し、規則的に掃除を進めます。ただし、部屋ごとに掃除エリアを指定する機能は基本的に備わっていません。
一方のルンバ i7は前面カメラとvSLAM技術を用い、室内の詳細な地図を自動生成。これにより、部屋指定清掃や進入禁止エリアの設定が可能です。
複数の部屋を効率よく掃除したい場合や、特定エリアを避けたい場合はi7のマッピング機能が役立ちます。
マップ保存数と複数階への対応
マッピング機能に関連して、保存できるマップ数も異なります。
ルンバ i3は1フロア分のマップが基本です。フロアが変わる場合は再学習が必要になるケースがあります。
ルンバ i7は最大10フロア分のマップ保存が可能です。これにより、戸建て住宅や複数階を清掃する場合でも自動でフロアを認識して掃除を進められます。
Clean Base(自動ゴミ収集機)の有無
両モデルとも「+(プラス)」版として販売されており、Clean Baseが同梱されています。これによりゴミ捨て頻度を大幅に減らせます。
もしClean Baseを後から導入したい場合も、別売りで追加できる仕様となっています。
稼働時間と自動充電・再開の安心機能
ルンバ i3もi7も、フル充電でおおよそ75分程度連続運転できます。
部屋が広く、1回の稼働で完了しない場合でも、充電後に中断した位置から再開して掃除を完了してくれるので安心です。
価格帯の違いとコスト感
ルンバ i3は高性能ながらも、上位モデルに比べて価格が比較的抑えられています。「i3+」でも10万円を切るケースが多く、コスパ重視の方に選ばれています。
ルンバ i7はマッピング機能やカメラ搭載による高度な性能が備わっている分、価格はi3より高めです。機能性に価値を感じる方に支持されています。
ルンバi3とi7の違いを一覧で整理
項目 | ルンバ i3 | ルンバ i7 |
---|---|---|
ナビゲーション | フロアトラッキング | カメラ+vSLAM |
マップ保存数 | 1フロア | 最大10フロア |
部屋指定清掃 | 非対応(状況により一部機能あり) | 対応 |
Clean Base | +版で対応 | +版で対応 |
価格帯 | 比較的手頃 | 高め |
おすすめの選び方ガイド
- 予算を抑えたい方:ルンバ i3、または i3+ がおすすめ
- 複数階をマップ管理したい方:ルンバ i7 を候補に
- 自動ゴミ収集が欲しい方:「+」モデルを検討
ご家庭の間取りやお掃除スタイルに合わせて、最適なルンバを選んでみてください。
コメント