DEEBOT OZMO T8とT8 AIVIの違いは、掃除機としての基本性能よりも障害物の認識方法とカメラ機能です。
ECOVACS公式FAQでは、T8とT8 AIVIは同じハードウェアプラットフォームを使い、清掃時間・騒音レベル・清掃効率・モップ掛け性能も同じと案内されています。
そのうえで、T8 AIVIはAIとカメラを使って物体を識別し、室内の映像確認やパトロールなどにも対応。通常のT8はカメラによる見守り機能を持たず、TrueDetect 3Dの構造化ライトで障害物の高さ・幅・距離を検出して回避します。
つまり、選ぶ基準は「どちらの掃除力が上か」ではなく、AIによる物体識別と見守りカメラが必要かです。
T8とT8 AIVIの違いを先に比較
| 比較項目 | DEEBOT OZMO T8 | DEEBOT OZMO T8 AIVI |
|---|---|---|
| 型番 | DLX11-44 | DBX11-11 |
| ハードウェア基盤 | 共通 | 共通 |
| 清掃時間・騒音・清掃効率 | 公式FAQでは同等 | 公式FAQでは同等 |
| モップ性能 | 公式FAQでは同等 | 公式FAQでは同等 |
| マッピング | TrueMapping(D-ToF) | TrueMapping(D-ToF) |
| 障害物回避 | TrueDetect 3D 構造化ライトで立体検出 |
AIVI AI+カメラで物体識別 |
| 物体の種類を識別 | なし | 対応 |
| 遠隔カメラ・見守り | なし | 対応 |
| OZMO Pro | 対応。販売セットでは付属条件の確認が必要 | 国内発売時は標準同梱 |
| 自動ゴミ収集 | 対応する構成あり。T8+は自動ゴミ収集スタンド付き | 対応する自動ゴミ収集スタンドあり |
一番大きな差はAIVIのカメラです。吸引・マッピング・水拭きといった日常清掃の中心部分は近いため、カメラ機能を使わないなら通常T8を選ぶ理由もあります。
T8 AIVIは「障害物の種類」をAIカメラで認識する
T8 AIVIの特徴は、単に障害物を避けるだけでなく、カメラ映像から物体の種類を識別するAIVIを搭載していることです。
国内発売時のECOVACS公式情報では、高性能AIチップと広角122度レンズのカメラを使い、電源コード、スリッパ、靴下、靴、毛布類など7種類の物体を識別して回避すると案内されています。
さらにAIVIビデオバトラーにより、ECOVACS HOMEアプリから室内をリアルタイムで確認したり、マップ上で指定した場所へロボットを移動させたりする機能があります。
そのため、T8 AIVIが向くのは次のような使い方です。
- 床にコードや衣類などが残ることがある
- 障害物を「物体の種類」として認識する機能を使いたい
- 外出先から室内やペットの様子を確認したい
- 掃除機能だけでなくカメラ機能にも価値を感じる
一方、室内カメラを必要としない場合は、AIVIの付加機能を使わないことになります。カメラ機能を使う予定があるかを先に決めると選びやすくなります。
通常T8はTrueDetect 3Dで形・距離を立体的に捉える
通常のDEEBOT OZMO T8は、AIVIカメラではなくTrueDetect 3Dで障害物を検出します。
ECOVACS公式FAQでは、単眼構造の光テクノロジーを使って室内の3D情報や、障害物の高さ・幅・距離を検出し、引っ掛かりや衝突を避ける仕組みと説明されています。
ここで重要なのは、T8が「障害物回避機能のない廉価版」ではないことです。
T8 AIVIはAIカメラで物体を識別する方式、T8は構造化ライトで障害物の立体情報を捉える方式という違いです。
既存記事で見かけることがある「暗い場所ならT8のほうが優秀」「AIVIは学習するほど次回の回避性能が上がる」といった断定は、今回確認したECOVACS公式のT8/T8 AIVI比較では裏付けられないため、購入判断には使わないほうが安全です。
掃除性能は公式が「同じ」と案内|AIVIだから吸引力が上ではない
T8 AIVIのほうが高機能に見えますが、ECOVACS公式FAQは清掃時間・騒音レベル・清掃効率・モップ掛け性能が同じと明記しています。
T8 AIVIの現在の公式商品ページでは、5,200mAhバッテリー、最大180分の稼働、TrueMapping、吸引と水拭きの同時清掃などが確認できます。
通常T8も同じハードウェアプラットフォームを使うため、AIVIを選んだから基本の掃除能力まで大きく上がるという比較ではありません。
掃除だけが目的なら、AIVIの価格差を「カメラ・AI機能のために払うか」で判断するのが本来の比較です。
水拭きは基本性能が近いが、OZMO Proの「付属品」は確認する
水拭き性能は公式FAQで同等とされていますが、購入時にはOZMO Proが付属しているかを別に確認する必要があります。
国内発売時のT8 AIVIには、毎分480回前後モップを振動させる「OZMO Pro ストロング電動クリーニングモップ」が標準同梱されていました。
一方、T8系ではOZMO Proを後付けできるものの、国内のT8+発売時資料ではOZMO Proは通常別売とされています。
つまり、
- 本体の基本的なモップ対応:T8とT8 AIVIは近い
- 購入時のOZMO Pro同梱:販売セットによって違う
という2つを分けて考える必要があります。
2026年に中古や旧在庫を買う場合は、OZMO Pro本体、標準水タンク、モッププレートなどが実際に付属しているかを商品写真と付属品欄で確認してください。
「T8」と「T8+」は別の違い|+は自動ゴミ収集スタンド
T8シリーズでは、AIVIの有無とは別に自動ゴミ収集スタンドの有無でも商品名が変わります。
ECOVACS公式アクセサリー情報では、次の型番を確認できます。
- DEEBOT OZMO T8:DLX11-44
- DEEBOT OZMO T8+:DLX11-54
- DEEBOT OZMO T8 AIVI:DBX11-11
T8+は通常T8に自動ゴミ収集スタンドを組み合わせた構成です。またT8 AIVIも対応するAuto-Emptyステーションを利用できる構成があります。
そのため通販や中古で選ぶ際は、「AIVIかどうか」と「自動ゴミ収集スタンドが付くか」を別々に確認してください。
「T8 AIVIのほうが上位だから自動ゴミ収集も標準」と思い込むと、必要なステーションが付いていない商品を選ぶ可能性があります。
2026年に買うなら性能差より商品の状態・付属品を重視
T8 AIVIは2020年6月29日発売の世代で、2026年9月8日時点のECOVACS公式商品ページは売り切れ表示です。通常T8についても公式サポートページは継続していますが、現在の主力世代ではありません。
一方、2026年時点でもECOVACS公式ストアでは、T8・T8 AIVIに対応する使い捨てモップ、フィルター、ブラシ類などを確認できます。
旧在庫や中古で購入するなら、モデル間の小さな価格差より次を確認してください。
- 型番:T8、T8+、T8 AIVIを取り違えていないか
- バッテリーの状態
- OZMO Proや水タンクなどの付属品
- 自動ゴミ収集スタンドの有無と動作
- AIVIを選ぶならカメラ・アプリ機能が正常か
- 販売元・保証条件
- 同じ予算で新しいDEEBOTを選べないか
特にAIVIを選ぶ場合、カメラ機能を使わないなら通常T8との差が小さくなります。旧世代品では、機能数よりもバッテリーや付属品の状態が満足度を左右しやすくなります。
結局どっち?T8とT8 AIVIの選び方
2機種の基本清掃性能は近いため、最後はAIカメラが必要かで決めると迷いにくくなります。
DEEBOT OZMO T8が向く人
- 掃除・水拭き・TrueMappingを中心に使えればよい
- 見守りカメラは不要
- TrueDetect 3Dによる立体的な障害物回避で用途を満たせる
- 同程度の状態のT8 AIVIより購入条件がよい
DEEBOT OZMO T8 AIVIが向く人
- AIで電源コードや靴などを種類別に識別してほしい
- 外出先から室内を確認するビデオバトラーを使いたい
- 国内発売時に標準同梱されたOZMO Proを含むセットを探している
- 通常T8との差額が小さく、カメラ機能に価値を感じる
掃除性能だけなら大差を探す必要はありません。見守り・AI物体識別が必要ならT8 AIVI、不要なら通常T8を選び、2026年の購入では本体状態・付属品・保証を優先して比較するのが分かりやすいです。
仕様、価格、在庫、保証、対応アクセサリー、アプリ機能は時期・販売元・利用環境で変わるため、購入前にECOVACS公式の商品情報・サポート・対応機種を確認してください。


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